星の王子さまの日 (記念日 6月29日)
- 日付
- 6月29日
- 誕生年
- 1900年(フランス・リヨン)
- 初版出版
- 1943年(アメリカ)
- 翻訳言語数
- 200以上の国と地域
- 日本語初訳
- 1953年・岩波書店(内藤濯訳)
- 箱根ミュージアム
- 1999年開館〜2023年閉館
200以上の国と地域の言葉に翻訳され、世界中で読み継がれている小説『星の王子さま』。その作者であるフランスの作家・飛行士アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの誕生日が、6月29日の「星の王子さまの日」です。サン=テグジュペリは1900年(明治33年)にフランス・リヨンで生まれました。飛行士として各地を飛び回りながら執筆活動を続け、1944年(昭和19年)に偵察飛行中に地中海上空で消息を絶っています。
『星の王子さま』のフランス語原題は『Le Petit Prince』。初版は1943年(昭和18年)にアメリカで出版されました。砂漠に不時着した飛行士と、小さな星からやってきた王子さまとの交流を描いたこの物語は、子ども向けの童話のような体裁をとりながら、大人にこそ深く響く寓話として世界的な名作となっています。
日本語版は1953年(昭和28年)3月、岩波書店から刊行されました。フランス文学者の内藤濯(ないとう あろう)による翻訳で、原題を『星の王子さま』と訳したのは内藤の創意です。岩波書店が長く翻訳権を保持していましたが、2005年(平成17年)1月に権利が消失すると、新潮社、集英社、中央公論新社、みすず書房など多くの出版社から新訳が相次いで刊行されました。それぞれの訳者による解釈の違いを読み比べられるのも、この作品ならではの楽しみ方です。
記念日の制定には、1999年(平成11年)6月29日に神奈川県箱根町にオープンした「箱根サン=テグジュペリ 星の王子さまミュージアム」が深く関わっています。サン=テグジュペリの生誕100年を記念する世界的な事業の一環として開館したこの施設は、世界初の『星の王子さま』をテーマにした記念館でした。南フランスの街並みを再現した園内には、作者の写真や手紙、愛用品などが展示され、国内外から多くのファンが訪れました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大による来園者の減少と建物の老朽化を理由に、2023年(令和5年)3月31日をもって約24年の歴史に幕を下ろしています。
参考リンク
6月29日の他の記念日
6月29日のカレンダー情報
6月の二十四節気・雑節
- 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
- 夏至(げし) 6月21日(日)
- 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)