トランジスタの日 (記念日 6月30日)
- 記念日名
- トランジスタの日
- 日付
- 6月30日
- 発明年
- 1947年(動作確認)
- 公開年
- 1948年6月30日
- 発明者
- ショックレー、バーディーン、ブラッテン
- ノーベル賞
- 1956年 物理学賞
ゲルマニウムの小さな塊に、金箔を貼った三角形のプラスチック片を押し当てる。たったそれだけの装置から増幅された音声がスピーカーを通じて響いたとき、20世紀最大級の発明が産声を上げました。1947年12月、アメリカのAT&Tベル研究所でウィリアム・ショックレー、ジョン・バーディーン、ウォルター・ブラッテンの3人の物理学者が「点接触型トランジスタ」の動作原理を確認。翌1948年6月30日に初めて一般に公開されたことから、この日が「トランジスタの日」となりました。
トランジスタという名前は、内部の二つの回路のうち一方が他方の抵抗を変化させる仕組みに由来します。英語で「抵抗を転送する」を意味する「トランスファー・レジスタ(Transfer Resistor)」を縮めた造語です。
当時の電子機器は真空管が主役でしたが、大きく、発熱も激しく、寿命も短いという弱点を抱えていました。トランジスタは真空管と同じ増幅・発振・スイッチングの機能を持ちながら、小型・軽量・長寿命で消費電力も格段に小さいという利点があり、電子技術に革命をもたらします。ラジオは手のひらサイズになり、コンピュータは部屋ひとつを占領する巨大装置から机の上に載る時代へと移り変わっていきました。
この功績により、ショックレー、バーディーン、ブラッテンの3人は1956年にノーベル物理学賞を受賞しています。
現代では単体のトランジスタを目にする機会はほとんどありません。集積回路(IC)の内部に数十億個単位で組み込まれ、スマートフォンや自動車、医療機器、人工衛星にいたるまで、あらゆる電子機器の心臓部で静かに働き続けています。小さなゲルマニウム片から始まった発明は、私たちの暮らしそのものを根本から変えました。
6月30日の他の記念日
6月30日のカレンダー情報
6月の二十四節気・雑節
- 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
- 夏至(げし) 6月21日(日)
- 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)