海開き (年中行事 7月1日)

海開き
時期(本州)
7月上旬〜中旬が主流
時期(沖縄)
3月下旬〜4月
日本最早
小笠原諸島・父島と母島(元旦)
由来
明治時代、山開きにならった造語
季語

日本一早い海開きは、なんと元旦。小笠原諸島の父島と母島では、毎年1月1日に海開きが行われます。

「海開き」とは、毎年夏を前に海水浴場を一般に開放することを指し、その初日に行われる行事のことも同じく海開きと呼びます。開設にあたっては、シーズン中の繁盛と安全を祈願して、神主によるお祓いや神事が執り行われるのが一般的です。もともと日本で海水浴が広まったのは明治時代のことで、医学的な健康法として紹介されたのがきっかけでした。登山シーズンの到来を告げる「山開き」にならって、海水浴シーズンの幕開けを「海開き」と呼ぶようになったとされています。

本州では、かつて7月1日に海開きを行う海水浴場が多数派でした。しかし近年では、梅雨明けの時期や気温の上昇傾向を考慮して、7月上旬から中旬にずらすケースが増えています。一方、温暖な沖縄県では3月下旬から4月にかけて海開きが行われ、ゴールデンウィーク前にはすでに海水浴を楽しめる状態になっています。

海開きの期間中、海水浴場にはさまざまな設備と安全対策が整えられます。監視員やライフセーバーの配置はもちろん、サメ防護ネットやクラゲ防止ネット、オイルフェンスの設置といった水難事故への備えも欠かせません。駐車場・更衣室・シャワー・トイレなどの利便施設が開設され、海の家をはじめとする売店や飲食店も営業を開始します。こうした体制が整って初めて、海水浴場は「開設」となるわけです。

俳句の世界では、「海開き」は夏の季語です。

なお、海開きの背景にはより古い信仰もあります。日本では古来、海に入る行為そのものが「禊(みそぎ)」、つまり穢れを清める儀式とみなされてきました。平安時代には海の神に感謝し安全を祈る「海神祭(かいじんさい)」も行われており、現在の海開きで神事が営まれるのは、こうした伝統の名残ともいえます。

7月1日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 月徳日
月齢 16.0

7月の二十四節気・雑節

  • 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
  • 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
  • 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
  • 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)