銀行の日 (記念日 7月1日)

銀行の日
制定者
日本金融通信社(金融専門紙「ニッキン」発行元)
制定年月
1991年(平成3年)1月
由来となった出来事
1893年(明治26年)「銀行条例」が施行
キャンペーン開始
1993年から「地球にやさしく 顧客に親切」
関連記念日
信用金庫の日(6月15日)、しんくみの日(9月3日)
銀行条例の機能期間
1893〜1928年(約35年間)

1893年(明治26年)6月、日本の銀行制度を根幹から支える「銀行条例」が施行された。それまで普通銀行の設立や業務を規制する統一的な法規は存在せず、各銀行はいわば任意の取り決めのもとで営業していた。この条例の施行によって初めて、普通銀行の定義・設立許可・業務の範囲・監督のあり方が明文化され、日本における近代的な銀行制度の法的基盤が整ったのです。

銀行条例施行の背景には、明治維新以降の急速な近代化があります。

明治初期、政府は殖産興業を推進するため1872年(明治5年)に「国立銀行条例」を制定し、民間の資本を活用した金融機関の設立を促しました。しかし国立銀行条例による銀行は、紙幣発行権を持つ特殊な性格を帯びており、純粋な民間商業銀行とは性格が異なっていました。1882年(明治15年)に日本銀行が開業して発券機能が集中されると、国立銀行は次第にその役割を終え、普通銀行への転換が求められるようになりました。こうした流れの中で、普通銀行のあり方を統一的に規律する法規として1893年の銀行条例が誕生しました。

条例施行後、多くの国立銀行が普通銀行へと衣替えしました。

さらに日清戦争(1894〜1895年)後の企業設立ブームとあいまって、全国各地で新たな普通銀行が次々と生まれました。地方の有力者や産業資本家が資金調達の場を求め、銀行という形態を選んだ時代でした。銀行条例はそうした動きに法的な秩序をあたえ、1928年(昭和3年)に現代的な「銀行法」が施行されるまでの約35年間、日本の普通銀行を規律する中心的な法規として機能しました。

この歴史を踏まえ、金融専門紙「ニッキン」を発行する日本金融通信社が6月を「銀行の日」として制定しました。1991年(平成3年)1月のことです。

「地域に、取引先に、株主に」より開かれ、より親しまれ、より信頼される存在であるために自らを見つめ直す日とされており、1993年(平成5年)からは「地球にやさしく 顧客に親切」をスローガンに掲げたキャンペーンが毎年行われています。6月15日を「信用金庫の日」、9月3日を「しんくみの日」とする動きとも連動しながら、金融業界全体で顧客や地域社会との関係を問い直す機会となっています。

明治の近代化が生んだ法制度の施行日が、130年以上の時を経て現代の金融機関の自己省察の場となっています。

7月1日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 月徳日
月齢 16.0

7月の二十四節気・雑節

  • 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
  • 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
  • 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
  • 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)