弁理士の日 (記念日 7月1日)

弁理士の日
制定
日本弁理士会
由来となった出来事
1899年(明治32年)7月1日、「特許代理業者登録規則」施行・弁理士制度発足
制度発足時の登録者数
138名
現在の登録弁理士数
1万人以上
根拠法
弁理士法(大正10年制定)
主な業務
特許・実用新案・商標・意匠の出願代理、審判、鑑定

1899年(明治32年)7月1日、日本の知的財産制度に転機が訪れました。「特許代理業者登録規則」の施行により、弁理士制度が正式に誕生したのです。

この年は、単なる国内制度の整備にとどまりません。不平等条約の改正と引き換えに外国人にも特許出願を認める新たな特許法が施行され、同年にはパリ条約にも加盟しました。日本が国際的な知的財産保護の枠組みへと踏み出した、歴史的な節目の年だったのです。もし制度が整っていなければ、海外企業の出願を適切に処理する専門家が存在せず、開国後の産業振興に大きな支障をきたしていたでしょう。

制度発足当初の登録者はわずか138名でした。

その後、制度は着実に整備されていきます。明治42年(1909年)には「特許代理業者」から「特許弁理士」へと名称が改まり、特許局への手続きは特許弁理士でなければ行えないことが法律で明文化されました。さらに大正10年(1921年)の弁理士法制定により、現在の「弁理士」という名称が確立しました。明治の黎明期から数えると、名称変更だけでも20年以上の歴史を経て、今日の制度に至ったことになります。

弁理士の仕事は、特許・実用新案・商標・意匠といった知的財産権の出願・審判手続きの代理を中心としています。

発明や創作のアイデアを権利として保護するには、複雑な法律知識と専門的な文書作成能力が求められます。特許明細書の一字一句が権利の範囲を左右するため、弁理士の存在は発明者にとって欠かせない「知財の守り手」といえます。試験の合格率は例年1割前後で推移しており、法律・技術・語学にまたがる高い専門性が求められる難関国家資格です。

制度発足から120年以上が経過した現在、登録弁理士数は1万人を超えています。

7月1日を中心に、日本弁理士会や各地の支部では講演会・シンポジウム・特許無料相談会などのイベントが開催されます。普段は縁遠く感じる知的財産の世界を身近に体験できる機会として、幅広い人々に開かれています。弁理士の日は、自分のアイデアを守る制度がどのように成り立っているかを知る入口となる日です。

7月1日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 月徳日
月齢 16.0

7月の二十四節気・雑節

  • 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
  • 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
  • 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
  • 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)