琵琶湖の日 (記念日 7月1日)

琵琶湖の日
制定根拠
滋賀県環境基本条例(1996年3月施行)
実施開始
1997年(平成9年)
琵琶湖の面積
約670km²(日本最大の湖)
流域の恩恵人口
近畿地方 約1,400万人の水源
淡水赤潮発生
1977年(昭和52年)5月 — 大規模発生
石けん条例施行
1980年(昭和55年)— 全国初のリン規制条例

1977年(昭和52年)5月、琵琶湖で大規模な「淡水赤潮」が発生しました。湖面が赤褐色に染まり、水道水に異臭が漂い、養魚場ではアユやコイが大量死する事態となりました。原因のひとつとして指摘されたのが、合成洗剤に含まれるリンです。これをきっかけに、滋賀県民が自発的に粉石けん使用を広める運動を起こし、その動きが行政を動かして1980年(昭和55年)、「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」(石けん条例)が全国初の取り組みとして施行されました。

琵琶湖の日は、こうした環境保全の意識を受け継ぐ形で設けられた記念日です。1996年(平成8年)3月施行の「滋賀県環境基本条例」に基づき定められ、1997年(平成9年)から毎年7月1日に実施されています。この日には関係市町村・漁業者・ボランティア市民などが中心となって、湖岸の清掃や水質保全活動が行われています。

琵琶湖は面積約670km²、日本最大の湖であり、近畿地方約1,400万人の飲料水や農業用水を支える存在です。流域面積は約3,174km²に及び、琵琶湖の水が淀川を経て大阪湾へ注ぐまで平均11〜12日かかるとされています。これほど広大な集水域を持つため、流入する汚濁物質の影響を受けやすく、水質保全は一地域だけでなく流域全体の課題となっています。

富栄養化とは、窒素やリンといった栄養塩類が湖内に蓄積し、植物プランクトンが異常増殖する現象です。赤潮やアオコが発生すると、溶存酸素が減少して魚介類が死滅するほか、上水道の浄水処理でも取り除けない異臭味が生じます。1970年代の急速な人口増加と下水道整備の遅れが、この富栄養化を加速させました。現在は下水道の普及率向上や工場排水規制の強化により、全窒素・全リンの濃度は1980年代のピーク時より大幅に改善されています。一方で、透明度の低下や在来魚の減少、外来種問題など新たな課題も続いています。琵琶湖の日は、単なる清掃イベントにとどまらず、こうした現状を地域ぐるみで見つめ直す機会として、毎年位置づけられています。

7月1日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 月徳日
月齢 16.0

7月の二十四節気・雑節

  • 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
  • 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
  • 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
  • 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)