テレビ時代劇の日 (記念日 7月1日)

テレビ時代劇の日
初のテレビ時代劇
『半七捕物帳』(1953年7月1日 NHK放送)
原作者
岡本綺堂(1917年連載開始)
記念日制定者
時代劇専門チャンネル
時代劇専門チャンネル開局日
1998年(平成10年)7月1日
視聴世帯数
816.1万世帯(2011年9月時点)

1953年(昭和28年)7月1日、日本のテレビ史に小さくも確かな一歩が刻まれました。NHKが放送した時代劇テレビシリーズ『半七捕物帳』が、日本で初めてのテレビ時代劇として茶の間に届いたのです。「テレビ時代劇の日」は、この記念すべき初放送から45年後に開局した「時代劇専門チャンネル」が制定した記念日です。テレビ時代劇の魅力を広く伝え、文化として継承していくことを目的としています。

『半七捕物帳』の原作は、明治の文豪・岡本綺堂が1917年(大正6年)から書き継いだ推理小説シリーズです。江戸時代を舞台に、岡っ引きの半七老人が謎を解いていく物語で、後の捕物帳ジャンルの礎を築いた作品として知られています。このシリーズがテレビ時代劇の出発点として選ばれたことは、日本の大衆文化の厚みを感じさせます。

以来、時代劇はテレビの人気ジャンルとして長らく黄金期を享受しました。『暴れん坊将軍』『銭形平次』『鬼平犯科帳』『大岡越前』『遠山の金さん』といった作品が次々と放送され、毎週の視聴が生活のリズムになっていた方も多いはずです。殺陣の迫力、江戸の情緒、勧善懲悪の痛快さは、世代を超えて愛される時代劇ならではの魅力です。

しかし、視聴率至上主義の波の中で、地上波における時代劇の放送枠は年々削減されていきました。かつて各局に複数あった時代劇枠は、2000年代以降に急速に縮小。その受け皿として存在感を増したのが、1998年(平成10年)7月1日に開局した「時代劇専門チャンネル」です。同チャンネルは初放送の日と同じ7月1日を開局記念日に選んでおり、テレビ時代劇への深いリスペクトが伝わります。

地上波での放送機会が減るなか、時代劇専門チャンネルの加入者数は増加を続けました。2011年(平成23年)9月時点での視聴世帯数は816.1万世帯に達し、有料放送の中でも最も人気のあるチャンネルのひとつに成長しています。人気シリーズの再放送にとどまらず、大河ドラマや隠れた名作まで幅広いラインナップを揃え、時代劇ファンの拠り所となっています。初放送から70年以上が経ったいまも、時代劇は日本の映像文化に確かな存在感を持ち続けています。7月1日は、その長い歩みの原点に立ち返り、テレビ時代劇が積み重ねてきた歴史と文化的な価値を改めて見つめ直す日といえます。

7月1日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 月徳日
月齢 16.0

7月の二十四節気・雑節

  • 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
  • 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
  • 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
  • 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)