じゅんさいの日 (記念日 7月1日)

じゅんさいの日
記念日
7月1日
制定者
三種町森岳じゅんさいの里活性化協議会
制定・登録年
制定2012年、登録2013年
全国シェア
秋田県三種町産が9割以上
収穫最盛期
6月〜8月上旬
収穫方法
小舟で沼に浮かび、手摘みで一粒ずつ

全国で収穫されるじゅんさいの9割以上が、秋田県三種町という一つの町から生まれています。かつて1,260トンを超えた生産量は今や440トン前後にまで落ち込み、「幻の農産物」と称されるのは比喩ではありません。その希少な食材を祝う「じゅんさいの日」は、毎年7月1日です。

記念日を制定したのは、三種町の「三種町森岳じゅんさいの里活性化協議会」で、2012年(平成24年)のことです。日付の決め方がユニークで、英語の「June(ジューン)」から「じゅん」、「31日」を「さ(3)い(1)」と読む語呂合わせで6月31日としたところ、その日は存在しない「幻の日」でした。「幻の農産物・じゅんさい」にかけた洒落のような理由で、翌7月1日を記念日としています。地元では多くの話し合いを経てこの日付が確定し、2013年(平成25年)に日本記念日協会が認定・登録しました。

ジュンサイ(蓴菜)はハゴロモモ科に属する多年生の水生植物で、スイレンと同じように葉を水面に浮かべます。食べられるのは春先から伸びてくる若芽の部分で、透明なゼリー状の膜に包まれたぷるぷるとした食感が特徴です。お吸い物や酢の物、天ぷらなどに使われ、日本料理では古くから珍重されてきました。その歴史は奈良時代にまでさかのぼり、現存する最古の和歌集『万葉集』にもその名が詠まれています。

三種町での収穫は4月下旬から9月上旬にかけて行われ、7月1日前後は最盛期にあたります。収穫の方法は独特で、小舟をじゅんさい沼に浮かべながら、摘み手が水面に張り出した若芽を一粒ずつ手で摘み取ります。機械化はできず、すべて人の手による作業です。生のじゅんさいを味わえる旬は6月から8月上旬頃までに限られ、その短さもまた希少感に拍車をかけています。

かつては全国各地の池や沼に自生していましたが、水辺の開発や水質悪化によって急激に減少しました。今では三種町がほぼ唯一の産地となり、町全体でじゅんさいブランドを守り続けています。「幻の日」を記念日に選んだ背景には、この食材が持つ儚さと希少性への敬意が込められているようです。

7月1日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 月徳日
月齢 16.0

7月の二十四節気・雑節

  • 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
  • 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
  • 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
  • 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)