タコの日 (記念日 7月2日)

タコの日
制定者
蛸研究会
日付の由来
7月2日頃の雑節「半夏生」にタコを食べる風習から
別の記念日
8月8日(タコの足8本が由来)
主な食用種
マダコ・ミズダコ・イイダコ・テナガダコ
歴史的証拠
弥生時代の遺跡から蛸壺形土器が出土(大阪)
英名語源
古典ギリシア語「8本足=ὀκτώπους」

関西では毎年7月2日頃になると、スーパーの鮮魚コーナーにタコが並びます。これは「半夏生(はんげしょう)」と呼ばれる雑節に由来する風習で、田植えを終えた農家がタコを食べて豊作を祈り、労をねぎらってきた習慣です。タコの日は、この半夏生の時期に合わせて蛸研究会が制定しました。

タコを食べる理由は、農家の願いにあります。田に植えた苗がタコの8本の足のように四方八方にしっかり根を張り、豊作になりますようにと祈ったのです。加えて、この時期は蒸し暑さが増して体力を消耗しやすく、タウリンやビタミンEを豊富に含むタコは疲労回復にも理にかなった食材でした。農繁期の知恵が、いつしか文化として根づいていきました。

「タコの日」は実はもう一つあります。8月8日です。こちらはタコの足の数が8本であることから語呂合わせで制定されたもので、半夏生の由来とはまったく異なる発想です。同じ記念日が年に2回ある珍しいケースで、8月8日は「タコの足→8」という単純明快な理由が覚えやすいと好評です。

タコの漢字表記は「蛸・鮹・章魚・鱆」と複数あり、英名は「octopus(オクトパス)」。語源は古典ギリシア語の「8本足」を意味する「ὀκτώπους」で、世界的に見ても「8」が共通キーワードになっています。日本語の「タコ」は、足が多い姿から「多股(たこ)」が転じた説が有力です。

日本人とタコの付き合いは弥生時代にさかのぼります。大阪の池上・曽根遺跡からは、タコを捕るための蛸壺形の土器が出土しており、当時すでにタコ漁が行われていたことがわかります。現在の食卓でも、刺身・寿司・たこ焼き・おでん・酢蛸・蛸飯と幅広く活躍するタコは、日本の食文化に深く溶け込んでいます。食用の主な種類はマダコ・ミズダコ・イイダコ・テナガダコで、一方でヒョウモンダコはフグ毒(テトロドトキシン)を持つため、見た目の美しさに反して触れてはいけない危険な種類として知られています。

7月2日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 神吉日、大明日
月齢 17.0

7月の二十四節気・雑節

  • 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
  • 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
  • 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
  • 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)