柿渋の日 (記念日 7月2日)

柿渋の日
制定者
株式会社柿多冨(大阪市中央区)
認定年
2009年(平成21年)
日付の由来
半夏生・「かき(7)しぶ(2)」の語呂合わせ
原料
青い未熟の渋柿の圧搾果汁
主な特徴
特許製法による完全無臭化

古くから日本の農村で使われてきた柿渋が、実は「無臭化」に成功していたことをご存じでしょうか。柿渋といえば独特の強烈な臭いが避けられないものとされてきましたが、大阪市中央区の株式会社柿多冨(かきたふ)が特許製法によって完全無臭の柿渋を開発し、その普及を目指して7月2日を「柿渋の日」と制定しました。

柿渋は、青い未熟の渋柿を圧搾して得た果汁を発酵・熟成させた液体です。化学物質を一切含まない天然100%の素材で、防腐・防水効果に優れることから、古くは農家の道具や建物の塗料、漁網の補強、和紙の防水加工など、日本の農村生活の至るところで使われてきました。江戸時代には染料としても広まり、柿渋染めは独特の渋い茶色を生む伝統工芸として今も受け継がれています。

7月2日という日付には二つの由来があります。ひとつは、この時期が暦の上の「半夏生(はんげしょう)」にあたり、山里の柿の木に青い実が実り始めるころであることです。かつての農家では半夏生までに田植えなどの農作業を終え、この時期から各家庭で柿渋の仕込み準備に入る習慣がありました。もうひとつは「夏日7月(7)2日」を「かき(7)しぶ(2)」と読む語呂合わせです。この二つが重なる日として7月2日が選ばれました。

記念日の認定は2009年(平成21年)で、一般社団法人・日本記念日協会に登録されています。制定の目的は、柿渋の素晴らしさをPRし、その魅力を広めることです。環境負荷の低い天然素材への関心が世界的に高まる中、化学塗料の代替として柿渋は国内外から改めて注目を集めています。無臭化によって住宅の内装材としても使いやすくなり、シックハウス対策の観点からも評価される場面が増えています。長い歴史の中で日用品として当たり前に存在していた柿渋は、一度その役割を工業製品に譲り渡しましたが、天然・無害・高機能という特性が再評価される時代を迎えています。7月2日は、そうした日本古来の知恵が現代に生きていることを確認する機会でもあります。

7月2日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 神吉日、大明日
月齢 17.0

7月の二十四節気・雑節

  • 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
  • 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
  • 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
  • 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)