ピアノの日 (記念日 7月6日)

ピアノの日
日付の由来
1823年7月6日シーボルト来日
持ち込んだ人
シーボルト(ドイツ人医師)
製造年
1806年頃(イギリス・ロンドン)
保存場所
熊谷美術館(山口県萩市)
ピアノの型
スクエア型(小型・持ち運び可)

山口県萩市の熊谷美術館に、1台の小さなピアノが展示されています。四角いテーブルのような形をしたスクエア型で、足を外して持ち運ぶこともできる構造。1806年頃にイギリス・ロンドンで製造されたこの楽器が、日本に現存する最古のピアノです。

このピアノを日本に持ち込んだのは、ドイツ人医師フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト(1796〜1866年)でした。1823年(文政6年)7月6日、オランダ商館の医師として長崎に着任したシーボルトは、西洋医学だけでなく多くの文物を日本にもたらしました。長崎の鳴滝に私塾「鳴滝塾」を開き、高野長英や二宮敬作ら50名以上の門人に蘭学を教えるかたわら、日本の動植物や地理の研究にも没頭。その過程で長崎の商人たちとも交流を深め、萩藩の御用商人・熊谷家の4代当主、熊谷五右衛門義比(くまやごえもんよしかず)とも親しい間柄になります。

1828年(文政11年)、シーボルトは帰国の荷物に国禁の日本地図が含まれていたことが発覚し、いわゆる「シーボルト事件」により国外退去を命じられます。このとき、友人である熊谷にピアノを託しました。ピアノの内部には「わが友クマヤへお別れのために」というシーボルト自身の書き付けが残されており、二人の交流の深さを物語っています。熊谷美術館は熊谷家の蔵を改造した施設で、代々の当主が収集した美術品とともにこのピアノを公開しています。製造年については1820年頃とする説もありますが、いずれにせよ200年以上前の楽器です。

7月6日の「ピアノの日」は、シーボルトが長崎に上陸したこの日にちなんで定められました。鎖国下の日本に西洋の音色が初めて届いた日として、音楽史にも刻まれる記念日です。

7月6日のカレンダー情報

六曜 友引
吉日 一粒万倍日、天恩日、巳の日
月齢 21.0

7月の二十四節気・雑節

  • 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
  • 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
  • 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
  • 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)