川の日 (記念日 7月7日)

川の日
制定年
1996年(平成8年)
制定者
建設省(現・国土交通省)
日付
7月7日
制定の契機
近代河川制度100周年
関連月間
河川愛護月間(7月1日〜31日)

日本には一級河川だけで1万4000本以上の川が流れています。しかし、都市化が進んだ現代では、川辺を歩く機会すらないという人も少なくありません。7月7日の「川の日」は、私たちと川との距離を縮めるために生まれた記念日です。

川の日は、1996年(平成8年)に建設省(現・国土交通省)が制定しました。この年は、1896年(明治29年)に旧河川法が公布されてからちょうど100年という節目にあたります。旧河川法は砂防法・森林法とあわせて「治水三法」と呼ばれ、日本の近代河川制度の礎を築いた法律です。その100周年を記念し、改めて国民に川への関心を持ってもらおうという趣旨で、川の日が誕生しました。

日付が7月7日に決まった背景には三つの理由があります。一つ目は七夕伝説の「天の川」です。織姫と彦星が年に一度だけ会える天の川のイメージが、川の記念日にふさわしいとされました。二つ目は、7月が「河川愛護月間」であることです。毎年7月1日から31日まで、地域住民や市民団体と行政が連携して河川環境の保全活動に取り組む期間と重なります。三つ目は、夏の暑い時期であり、川遊びや水辺のレジャーなど、季節的に水に親しみやすいという点です。

川の日の制定には、明確な問題意識がありました。高度経済成長期以降、治水事業や都市開発が進む中で、人々の暮らしと川との結びつきは徐々に薄れていきました。かつては洗濯や農業用水の確保、子どもたちの遊び場として身近だった川が、コンクリート護岸に覆われ、生活から遠い存在になってしまいました。川の日は、こうした希薄化した人と川の関係を見直すきっかけとして位置づけられています。川の日を契機に、1998年からは「川の日ワークショップ」(現在の「いい川・いい川づくりワークショップ」)が開催されるようになりました。市民団体や河川管理者、研究者らが各地の川づくりの事例を持ち寄り、議論や交流を重ねる場として、これまでに25回以上の開催を数え、関東大会などの地域ワークショップも広がりを見せています。

七夕の夜、天の川に思いを馳せるとき、足元を流れる身近な川のことも少し気にかけてみてはいかがでしょうか。

7月7日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 一粒万倍日、神吉日、大明日、天恩日
月齢 22.0

7月の二十四節気・雑節

  • 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
  • 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
  • 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
  • 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)