笹かまの日 (記念日 7月7日)
- 制定者
- 宮城県蒲鉾組合連合会・紀文食品
- 認定年
- 2013年(平成25年)
- 日付の由来
- 七夕=笹の節句にちなむ
- 発祥地
- 宮城県仙台市
- 主原料
- ヒラメのすり身
- 命名の由来
- 伊達家家紋「竹に雀」の笹
明治時代、宮城県仙台市の沿岸でヒラメの大漁が続いたことがありました。漁師たちは余ったヒラメを無駄にしないため、すり身にして焼いて保存する知恵を働かせました。これが「笹かまぼこ」の起源とされています。笹の葉に似た独特のかたちを持つ練り製品は、こうして仙台の地に生まれました。当初は「べろ(舌)かまぼこ」や「手のひらかまぼこ」と呼ばれていました。平たくて大きなそのかたちが、舌や手のひらを連想させたからです。現在の「笹かまぼこ」という名前が定着したのは昭和時代に入ってから。仙台市の蒲鉾店が、仙台藩主・伊達家の家紋「竹に雀」に用いられている笹にちなんで命名したことで、この呼び名が広く定着しました。「笹かまの日」は、宮城県蒲鉾組合連合会と株式会社紀文食品が共同で制定した記念日です。日付は7月7日の七夕、別名「笹の節句」に由来します。笹かまぼこの全国的な普及を推進するとともに、練り製品市場全体の活性化を図ることを目的として設けられ、2013年(平成25年)に一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されました。
七夕に笹が用いられるのには、古くからの意味があります。笹竹には「神迎え」や「寄りついた災厄を水に流す」役目があるとされ、正月の門松や注連飾りと同様に、神様が降り立つ目印として立てられてきました。この記念日には、七夕の夜に笹かまを食べながら夜空を見上げ、家族で願いを唱え、団らんのひとときを過ごしてほしいという思いが込められています。
笹かまぼこは、仙台を代表する名産品として全国に知られる存在になりました。魚のすり身を手で成形し、香ばしく焼き上げた素朴な食感と風味は、シンプルながら飽きのこないおいしさです。仙台を訪れた際の定番土産としても根強い人気を誇り、今もなお多くの蒲鉾店が独自の笹かまを製造・販売しています。
七夕の日に笹かまを食べるという習慣は、歴史と食文化をひとつにつなぐ試みでもあります。ヒラメの大漁から生まれた庶民の知恵が、時を経て地域の誇りとなり、さらに全国的な記念日にまで育ちました。食べ物ひとつに込められた歴史の重さを、箸を手に取りながら感じてみるのも悪くないかもしれません。
参考リンク
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7月7日のカレンダー情報
7月の二十四節気・雑節
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