質屋の日 (記念日 7月8日)
- 制定者
- 全国質屋組合連合会
- 日付の由来
- 「しち(7)や(8)」の語呂合わせ
- 歴史
- 鎌倉時代中期(約700年以上前)が起源
- 別称
- 一六銀行(1+6=7=しち=質)
- 質草の例
- 宝石・時計・スマートフォン・楽器など
「1+6=7(しち=質)」という言葉遊びから「一六銀行」と呼ばれてきた質屋は、700年以上前の鎌倉時代から日本の庶民金融を支えてきた歴史ある存在です。7月8日は「しち(7)や(8)」の語呂合わせから「質屋の日」として全国質屋組合連合会が制定し、「安心して利用して」をキャッチフレーズに、質屋の存在を広く知ってもらうことを目的としています。質屋の歴史をたどると、鎌倉時代中期に貨幣経済が庶民生活に浸透したころ、「土倉(どそう)」と呼ばれる動産担保金融の記録が文献に現れます。公家・藤原定家の日記『明月記』にも「戸倉」の記述が見られ、すでに貴重品を担保にお金を融通する仕組みが存在していたことがわかります。室町時代には「土蔵」「土倉」として広まり、江戸時代になって「質屋」という名称が定着しました。
質屋の基本的な仕組みはシンプルです。品物を預けてお金を借りることを「質入れ」、借入金を返して品物を取り戻すことを「質受け」、そして担保となる品物を「質草」と呼びます。質草として受け入れられるのは、宝石・時計・カメラ・楽器・スマートフォン・ゲーム機器・礼服・眼鏡など、比較的価値が安定している物品です。期間内に質受けができない場合、質草は売却されます。この仕組みにより、審査なしで素早く現金を手にできる点が長年にわたって庶民に重宝されてきました。
明治以降、三井・住友・鴻池など大店の質屋の多くはヨーロッパ型の金融制度を取り入れて銀行へと転業しましたが、街の質屋は庶民の生活に寄り添う「銀行」として営業を続けました。現代においても、フリマアプリや買取サービスが普及する中で、質屋は「売らずに手元に戻せる」という独自の価値を持ち続けています。
7月8日の他の記念日
7月8日のカレンダー情報
7月の二十四節気・雑節
- 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
- 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
- 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
- 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)