くにさき七島藺の日 (記念日 7月10日)

くにさき七島藺の日
記念日
7月10日
制定者
大分県国東市
認定年
2015年(平成27年)
全国唯一の産地
大分県国東市(国東半島)
地理的表示登録
2016年(平成28年)登録
耐久性
イ草の数倍

柔道の畳に使われていた植物が、実は大分県の小さな地域だけで作られていると聞けば、驚く方も多いでしょう。シチトウイ(七島藺)は、イ草の数倍の耐久性を持ちながら、若草のような爽やかな香りも兼ね備えた植物です。かつては柔道用畳の素材としても重宝されてきましたが、現在その生産地は大分県国東半島に位置する国東市のみとなっています。

「くにさき七島藺の日」は毎年7月10日。日付は「七島藺」を国東地方では「しっとう」と呼ぶことから、「しっ(7)とう(10)」という語呂合わせに由来しています。記念日は国東市が制定し、2015年(平成27年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。この希少な産地の文化を守り、広くPRして地域振興につなげることが目的です。

シチトウイはカヤツリグサ科の多年生植物で、シチトウや琉球藺とも呼ばれます。湿地に群生し、花茎が非常に長く伸びるため、畳表の材料として適しています。シチトウを使った畳表は「琉球表」または「琉球畳」と呼ばれ、縁なしの半畳正方形タイプが広く知られています。国東市産のものは「くにさき七島藺表」として、2016年(平成28年)に地理的表示(GI)に登録されており、その品質と産地が国によって保護されています。

価格面でも、シチトウイの畳表は国産イ草の畳表と比べて数倍の値がつくことがあります。それだけ希少で手間のかかる素材であることを物語っています。生産者、大分県、国東市などが連携して「くにさき七島藺振興会」を設立し、生産農家の拡大や広報活動など、産地を守るための取り組みを続けています。かつてオリンピックの柔道競技でもシチトウイの畳が使われていましたが、現在はビニール製に切り替わっています。それでも、丈夫さと独特の香りは今も根強い支持を集めており、国東の生産者たちはこの植物を未来へつなぐため、普及活動を地道に続けています。

7月10日はその存在を知る日。

7月10日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 一粒万倍日、神吉日
月齢 25.0

7月の二十四節気・雑節

  • 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
  • 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
  • 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
  • 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)