血管内皮の日 (記念日 7月11日)
- 日付
- 7月11日(「内皮」の語呂合わせ)
- 制定者
- 株式会社ユネクス(名古屋市)
- 制定年
- 2022年(令和4年)
- 関連検査
- FMD検査(血管内皮機能測定)
- 血管の構造
- 外膜・中膜・内膜の3層
「人は血管とともに老いる」。カナダの医学者ウイリアム・オスラー(1849〜1919年)が100年以上前に残した格言です。血管の老化、すなわち動脈硬化がさまざまな疾患の引き金になることは、現代医学でも繰り返し確認されています。そしてその動脈硬化の起点となるのが、血管の最も内側を覆う「内皮細胞」の機能低下です。7月11日は「な(7)い(1)ひ(1)」=「内皮」の語呂合わせから、血管内皮の日と定められています。愛知県名古屋市中区に本社を置く株式会社ユネクスが制定し、2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
血管は外膜・中膜・内膜の3層構造です。内膜の表面をたった一層で覆っている内皮細胞は、血管の拡張・収縮の調節、血液凝固の抑制、炎症の制御など驚くほど多くの役割を担っています。この内皮細胞が正常に機能しなくなると、コレステロールが血管壁に入り込みやすくなり、動脈硬化が静かに進行していきます。心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる病気の多くは、この目に見えない内皮の変調から始まっているのです。
制定者であるユネクスは、FMD(Flow-Mediated Dilation:血流依存性血管拡張反応)検査装置の開発・販売を手がけています。腕の血管を一時的に圧迫して開放したあと、血管がどれだけ拡張するかを超音波で測定し、内皮機能を数値として評価できる非侵襲的な検査法です。
血管内皮の状態は、加齢だけでなく喫煙、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣の影響を強く受けます。裏を返せば、生活習慣の改善によって内皮機能を回復させられる可能性があるということでもあります。オスラーの格言から一世紀以上が経ち、血管の老化を「測る」技術が実用化された今、健康寿命を延ばす鍵は、自分の血管の状態を知ることから始まります。
参考リンク
7月11日の他の記念日
7月11日のカレンダー情報
7月の二十四節気・雑節
- 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
- 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
- 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
- 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)