世界ユース技能デー (記念日 7月15日)
- 制定年
- 2014年(平成26年)12月、国連総会にて制定
- 英語表記
- World Youth Skills Day(WYSD)
- 世界の若者失業者数
- 約7100万人(2017年7月時点)
- 経済参加若者の状況
- 約4割が無職または働いても貧困状態
- 主な取り組み
- 学習プログラム・討論会・政策対話などのイベントを実施
- 関連機関
- ILO(国際労働機関)、ユネスコなど
世界全体で7100万人。これは、仕事を持てない若者の数です。さらに経済活動に参加している若者のうち約4割が無職か、働いていても貧困から抜け出せない状態にあります。この深刻な現実に国際社会が向き合うために設けられたのが、毎年7月15日の「世界ユース技能デー(World Youth Skills Day:WYSD)」です。2014年(平成26年)12月の国連総会で制定された国際デーの一つであり、若者が職業技能を習得することの重要性を世界に訴えかける日として位置づけられています。
若者の雇用問題は、単なる経済統計の話ではありません。技能を持てないまま社会に出た若者は、安定した収入を得られず、キャリアの出発点で大きなハンデを背負います。それが貧困の連鎖につながり、国全体の生産性や社会保障にも影響を与えます。特に発展途上国では職業訓練の機会そのものが限られており、若者が自力でスキルを磨く環境が整っていないケースも多くあります。
加えて、近年は世界規模でデジタル化が急速に進んでいます。産業構造が変わるなかで、従来型の教育や職業訓練が時代に追いつかないという問題が顕在化しています。デジタルスキルを持つ人材への需要は高まる一方で、そのような教育を受けられる若者はまだ一部にとどまっています。世界ユース技能デーは、こうしたデジタル格差も含めた現代的な課題に光を当てる日でもあります。
この日を中心に、各国では学習プログラムや討論会、政策対話などのイベントが実施されます。国連の関連機関であるILO(国際労働機関)やユネスコも積極的に関与し、若者が質の高い仕事を得るための技能習得を支援する取り組みを推進しています。単に「就職できること」だけでなく、持続的に働き続けられる社会環境や経済基盤の整備まで含めた、長期的な視点での議論が行われています。
日本でも少子化と労働力不足が課題となるなか、若者のスキルアップと就労支援は重要なテーマです。世界ユース技能デーは遠い国際問題を映す日ではなく、私たち自身が若者の可能性をどう支えるかを改めて問い直す機会といえます。
7月15日のカレンダー情報
7月の二十四節気・雑節
- 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
- 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
- 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
- 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)