ファミコンの日 (記念日 7月15日)
- 発売日
- 1983年(昭和58年)7月15日
- 発売時の希望小売価格
- 14,800円
- 型番
- HVC-001(HVC=Home Video Computer)
- 世界累計出荷台数
- 約6,291万台(国内:約1,935万台、海外:約4,356万台)
- 1,000万台達成
- 発売から約4年以内に国内で達成
- 40周年
- 2023年(令和5年)
1983年7月15日、任天堂は家庭用ビデオゲーム機「ファミリーコンピュータ」を14,800円で発売しました。当初は爆発的な売れ行きとはいかず、初期ロットに初期不良が発覚して一度リコールを行うほどでしたが、品質改善を経て徐々に市場での存在感を高めていきます。発売から1年間で300万台以上を販売するに至り、家庭にゲームが根付く時代が静かに始まろうとしていました。
転機となったのは1985年の『スーパーマリオブラザーズ』、そして1986年の『ドラゴンクエスト』の登場です。この2本のソフトがファミコンを単なるゲーム機から「社会現象」へと押し上げました。発売からわずか4年足らずで国内累計出荷台数が1千万台を突破し、最終的には日本国内で約1,935万台、世界全体では約6,291万台という記録を残しています。小型化・低価格の家庭用ゲーム機がこれほどの規模で普及したのは、当時としては前例のないことでした。
社会的な影響は販売台数だけにとどまりません。ゲームに熱中するあまり現実生活への関心が薄れる「ファミコン・シンドローム」という言葉が生まれ、当時のメディアや教育現場で取り沙汰されました。テレビゲームが子どもたちの生活様式を変え、親世代との摩擦を生んだという意味で、ファミコンは文化的・社会的な議論の的にもなった機器でした。型番「HVC-001」の「HVC」は「Home Video Computer」の略称で、任天堂がこの機器を単なる玩具ではなくコンピュータとして位置づけていたことが読み取れます。日本国内での略称「ファミコン」はその後の辞書にも載るほど定着し、「ゲーム機」の代名詞として今も使われています。
1989年にはポータブル機「ゲームボーイ」、1990年には後継機「スーパーファミコン」が登場し、任天堂のゲームプラットフォームは世代交代を重ねていきました。しかし2016年、30本のソフトを内蔵した復刻版「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」が発売されると、かつての熱狂を知る世代を中心に大きな話題を呼びます。2023年には発売40周年という節目を迎え、あの赤と白のボディが持つ意味は今も色あせていません。
7月15日のカレンダー情報
7月の二十四節気・雑節
- 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
- 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
- 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
- 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)