マッターホルン北壁登頂の日 (記念日 7月19日)
- 登頂日時
- 1967年7月19日 午後8時15分
- 山・ルート
- マッターホルン北壁(標高4,478m)
- 登攀時間
- 約42時間
- 登山家
- 今井通子・若山美子(東京女子医大山岳部)
- 世界記録
- 女性パーティーによる北壁登攀は世界初
- 三大北壁
- マッターホルン・アイガー・グランドジョラス
1967年7月19日、東京女子医大山岳部の今井通子と若山美子の2人が、アルプスの難峰マッターホルン(標高4,478m)の北壁登攀に成功しました。女性だけのパーティーによる北壁制覇は世界で初めての快挙であり、山岳史にその名を刻む出来事です。
2人は7月18日午前2時15分に山小屋を出発し、氷と岩が入り組む垂直に近い壁を42時間かけて登り続けました。先頭(リード)を交互に担いながら、翌19日の夜8時15分に山頂へ到達しています。昼夜をまたぐ長時間の登攀は、体力だけでなく判断力と精神力の極限を問うものでした。
今井通子は東京都出身の医師であり、この時点ではまだ医学生に近い若き登山家でした。マッターホルン北壁はアルプス三大北壁のひとつで、残る2つはアイガー北壁とグランド・ジョラス北壁です。今井はその後も登山を続け、1969年にアイガー北壁、1971年にグランド・ジョラス北壁を制覇し、女性として史上初めて三大北壁すべてを登攀するという偉業を達成しました。
1960年代の日本では、女性が本格的なアルプス登山に挑むこと自体が異例でした。北壁とは山の北側に面した壁で、日照が少なく氷結しやすいため、同じ山でも南側のルートとは比較にならないほど難度が高くなります。マッターホルンは1865年にエドワード・ウィンパーが初登頂を果たしましたが、北壁が初めて登られたのはそれより70年以上後のことです。今井たちが挑んだのは、男性の一流登山家たちでさえ命を落としてきた壁でした。
この登頂の翌年、今井通子は医師免許を取得し、登山と医療の両立という独自のキャリアを歩みます。マッターホルン北壁登頂の日は、スポーツや職業における女性の可能性を示した歴史的な一日として記憶されています。
7月19日の他の記念日
7月19日のカレンダー情報
7月の二十四節気・雑節
- 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
- 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
- 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
- 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)