日本三景の日 (記念日 7月21日)
- 制定年
- 2006年(平成18年)
- 制定者
- 日本三景観光連絡協議会
- 日付の由来
- 林春斎の誕生日(グレゴリオ暦換算)
- 命名者
- 儒学者・林春斎(1618〜1680年)
- 命名年
- 1643年(寛永20年)
- 世界遺産
- 厳島神社(1996年登録)
1643年(寛永20年)、儒学者・林春斎は著書『日本国事跡考』の中で、松島・天橋立・宮島の三カ所を「他に卓越した景観」として記しました。これが「日本三景」という概念の始まりです。一人の学者の評価が400年近く経った現代でも通用し、観光地として人々を集め続けているのは、それほどこの三景の景色に普遍的な美しさがあるからでしょう。
松島(宮城県)は、大小260余りの島々が松を纏いながら仙台湾に浮かぶ景観で知られ、遊覧船から眺める島々の連なりや瑞巌寺の荘厳な伽藍も見どころです。天橋立(京都府)は宮津湾に3.6キロメートルにわたって伸びる砂嘴(さし)で、約8,000本の松が生い茂ります。「股のぞき」と呼ばれる独特の観覧方法が有名で、身体を前に倒して逆さまに眺めると砂嘴が天に架かる橋のように見えることからその名がついたとも言われており、傘松公園や天橋立ビューランドからの眺望は格別です。二景はいずれも「水と松」が織りなす景観という点で共通しています。
宮島(広島県)は、厳島神社の朱色の大鳥居が海上に浮かぶ姿で知られます。1996年(平成8年)12月、厳島神社はユネスコの世界文化遺産に登録され、日本三景の中で唯一の世界遺産となっています。平清盛が崇敬したことでも知られるこの神社は、神が宿る島として古くから信仰を集めてきました。
日本三景の日は、林春斎の誕生日(グレゴリオ暦換算)にちなんで7月に設定されています。青い海と深い緑が際立つ夏の盛りに、三景の美しさは最も映えます。三カ所はいずれも1952年(昭和27年)11月に国の特別名勝に指定されています。
日本三景観光連絡協議会が2006年(平成18年)にこの記念日を制定したのは、三景それぞれの魅力を改めて広く伝えるためです。江戸時代の儒学者が見出した美の基準は、現代の目にも古びることなく映ります。
参考リンク
7月21日の他の記念日
7月21日のカレンダー情報
7月の二十四節気・雑節
- 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
- 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
- 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
- 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)