せんべろ忌 (記念日 7月26日)
- 生年月日
- 1952年(昭和27年)4月3日
- 忌日
- 2004年(平成16年)7月26日(享年52歳)
- 出身地
- 兵庫県尼崎市
- 主な受賞歴
- 吉川英治文学新人賞(1992年)、日本推理作家協会賞(1994年)
- ペンネームの由来
- 剣劇俳優・羅門光三郎(らもん みつさぶろう)
- せんべろ関連著書
- 「せんべろ探偵が行く」(小堀純との共著、2003年)
「千円も出せばべろべろになるほど酒が飲める」——この言葉を造語し、安くて気さくな酒場を愛した作家・中島らもの忌日が「せんべろ忌」です。2004年(平成16年)7月26日、52歳で亡くなりました。
中島らもは1952年(昭和27年)4月3日、兵庫県尼崎市に生まれました。父は開業歯科医という家庭で育ち、本名は中島裕之(なかじま ゆうし)。ペンネームの「らも」は、無声映画時代の剣劇俳優・羅門光三郎(らもん みつさぶろう)に由来します。
1975年(昭和50年)に大阪芸術大学芸術学部放送学科を卒業後、大阪の印刷会社に就職して広告の制作・営業を担当。退職後はコピーライター養成講座を経て、1981年(昭和56年)に広告代理店へ再就職します。雑誌での軽妙なコピー連載が人気を集め、エッセイやラジオ出演の依頼が相次ぎました。
1984年(昭和59年)には「朝日新聞」大阪本社版の日曜版で「中島らもの明るい悩み相談室」を連載開始し、後に全国版へ拡大。1986年(昭和61年)には劇団「笑殺軍団リリパットアーミー」を結成し、俳優としても活動の幅を広げました。
1988年(昭和63年)にアルコール性肝炎で入院。その体験をもとにした小説「今夜、すべてのバーで」(1991年)が、1992年(平成4年)に第13回吉川英治文学新人賞を受賞します。さらに1994年(平成6年)には、民俗学・心理学・薬物学・オカルトなど広範な知識を駆使した伝奇小説「ガダラの豚」(1993年)で第47回日本推理作家協会賞を受賞しました。
「せんべろ」という言葉は後に広く普及し、安価な大衆酒場を指す俗称として定着しています。編集者の小堀純との共著「せんべろ探偵が行く」(2003年)もその愛好ぶりを示す一冊です。自伝的小説「バンド・オブ・ザ・ナイト」(2000年)、獄中体験を綴ったエッセイ「牢屋でやせるダイエット」(2003年)など、執筆ジャンルは多岐にわたりました。没後も親交のあった人物らによる追悼イベントが繰り返し開かれています。
参考リンク
7月26日のカレンダー情報
7月の二十四節気・雑節
- 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
- 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
- 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
- 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)