政治を考える日 (記念日 7月27日)
- 逮捕日
- 1976年(昭和51年)7月27日
- 容疑
- 受託収賄罪・外為法違反
- 賄賂金額
- 5億円
- 対象機種
- ロッキード社製トライスター
- 一審判決
- 懲役4年・追徴金5億円(1983年)
- 上告棄却
- 1993年、最高裁が棄却
1976年(昭和51年)7月27日、戦後日本の政治史に大きな衝撃を与えた出来事が起きました。田中角栄前首相が、ロッキード事件にからむ贈賄罪と外為法(外国為替及び外国貿易管理法)違反の疑いで逮捕されたのです。現職を退いた首相経験者が刑事被疑者として身柄を拘束されたのは、戦後初めてのことでした。この日を「政治を考える日」と呼ぶのも、事件の衝撃の大きさを物語っています。
ロッキード事件の発端は日本ではなく、アメリカでした。1976年2月、アメリカ上院外交委員会の多国籍企業小委員会で、航空機メーカーのロッキード社が各国の政府高官に多額の賄賂を贈っていた実態が暴露されます。日本が標的となったのは、全日本空輸(ANA)へのジェット旅客機「トライスター」売り込みの工作資金をめぐる問題で、ロッキード社の日本代理人であった丸紅を通じて5億円が流れたとされました。田中前首相の逮捕容疑は、このトライスター導入にかかわる受託収賄罪と外為法違反で、秘書らとともに連行される姿は新聞・テレビで大きく報じられました。裁判は長期にわたり、1983年に東京地裁が懲役4年・追徴金5億円の実刑判決を言い渡します。田中側は無罪を主張して控訴・上告を続けましたが、1993年に最高裁が上告を棄却。田中角栄は同年12月に死去しており、一審の有罪判決が確定しました。
事件が残した影響は法廷の外にも及びます。外国為替管理の抜け穴が白日の下にさらされたことで、その後の制度見直しにつながりました。逮捕から半世紀が近づく現在も、当時の公判記録や証言を掘り起こす書籍・報道が相次ぎ、日本政治の転換点として繰り返し参照される事件です。
7月27日のカレンダー情報
7月の二十四節気・雑節
- 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
- 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
- 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
- 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)