梅干の日 (記念日 7月30日)

梅干の日
制定者
株式会社東農園(和歌山県日高郡みなべ町)
みなべ町の生産量
全国の梅生産量の約25パーセントを占める
南高梅の由来
南部高校(南)と高田貞楠氏(高)の頭文字
クエン酸含有量
梅干し100gあたり約4〜6g
食べ頃の時刻
巳の刻(午前6〜8時)に恵方を向いて食べる
認定機関
一般社団法人 日本記念日協会

塩と梅だけで作られた梅干しが、日本の食卓に登場したのは平安時代のことです。当初は貴族の薬として珍重され、戦国時代には武将たちが陣中の食料や傷の消毒に使いました。庶民の日常食となったのは江戸時代以降で、以来400年近く、日本人の食と健康を支え続けてきました。その梅干しを称える記念日が7月30日、「梅干の日」です。

制定したのは、和歌山県日高郡みなべ町に本拠を置く株式会社東農園です。みなべ町は南高梅の発祥の地であり、町全体で全国の梅生産量の約25パーセントを担う、まさに梅干しの聖地です。隣接する田辺市と合わせると全国シェアは50パーセントを超えます。南高梅という品種名は、昭和20年代に品種選定に取り組んだ地元の南部高校の頭文字「南」と、優良母樹を発見した高田貞楠氏の「高」に由来します。

日付には二つの意味が込められています。ひとつは、7月下旬が新物の梅干しを口にできる季節であること。もうひとつは「なん(7)が(3)さ(0)る」、つまり「難が去る」という語呂合わせです。古来より梅干しは邪気を払い、難を除くと信じられてきました。この日の巳の刻(午前6時から8時)に、その年の恵方に向かって梅干しを食べると気が高まり精気がみなぎるとされており、東農園はこの伝統的な習わしを現代に伝えようとしています。

梅干しの健康効果の根拠は、豊富に含まれるクエン酸にあります。梅干し100グラムあたり4〜6グラムものクエン酸が含まれており、これは疲労の原因となる乳酸の分解を助け、疲労回復を促します。さらに食中毒菌の増殖を抑える静菌作用も持ち、気温の上がるこの季節に梅干しを食べる習慣には、科学的な裏付けがあります。明治11年に和歌山でコレラが流行した際、梅干しの殺菌力が改めて注目されて需要が急増したという記録も残っています。関連する記念日として、6月1日は「梅肉エキスの日」、6月6日は室町時代に京都の賀茂神社で梅を奉納したことに由来する「梅の日」があります。梅にまつわる記念日が初夏から真夏にかけて並んでいるのは、梅の収穫から加工、そして食べ頃という季節の流れそのものを表しています。

7月30日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 神吉日、大明日、母倉日、巳の日
月齢 15.7

7月の二十四節気・雑節

  • 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
  • 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
  • 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
  • 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)