(旧)観光の日 (記念日 8月1日)
- 制定年
- 1965年(昭和40年)
- 制定機関
- 総理府(現・内閣府)
- 観光週間の期間
- 8月1日〜7日
- 廃止年
- 2009年(平成21年)6月
- 廃止の背景
- 観光庁設置(2008年10月)により役割終了
- 国際観光年の標語
- 「観光は平和へのパスポート」(1967年)
「観光は平和へのパスポート」——1967年(昭和42年)の国際観光年に世界中で掲げられたこの標語が、日本の「観光の日」誕生の直接的な契機でした。国連が1967年を国際観光年に指定することを決めたことを受け、日本では1965年(昭和40年)に総理府(現在の内閣府)が動きました。8月1日から7日を「観光週間」に指定し、その初日にあたる8月1日を「観光の日」と定めたのです。
「観光週間」と「観光の日」が掲げた目的は、観光旅行客の増加、観光地の美化、観光資源の保全の三つでした。高度経済成長の波に乗って国内旅行が急速に普及しつつあった時代、政府が旅行文化の底上げと観光地の整備を国家的課題として位置付けていた姿が浮かびます。1964年に東海道新幹線が開通し、国内を移動する手段が劇的に変わりつつあった時期とも重なります。
この記念日が廃止されたのは2009年(平成21年)6月のことです。直接の背景には、2006年に制定された「観光立国推進基本法」と、それを受けて2008年10月に国土交通省の外局として発足した観光庁の存在があります。観光振興の専門組織が誕生したことで、特定の週間・記念日という形式は「役割を終えた」と判断されたのです。1965年の制定から数えると約44年間にわたって存在した記念日でしたが、観光行政が総理府から専門庁へと格上げされる歴史的な転換点において、静かに幕を閉じました。
現在は9月27日が世界観光機関(UNWTO)制定の「世界観光の日」にあたります。日本独自の「観光の日」は過去のものとなりましたが、観光立国を目指す政策の流れは現在も続いています。
8月1日の他の記念日
8月1日のカレンダー情報
六曜 赤口
吉日 神吉日、大明日
月齢 17.7
8月の二十四節気・雑節
- 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
- 処暑(しょしょ) 8月23日(日)