バイキングの日 (記念日 8月1日)

バイキングの日
制定
2008年(平成20年)4月、株式会社帝国ホテル
記念日
8月1日
発祥
1958年8月1日、帝国ホテル「インペリアルバイキング」開店
命名の由来
映画『ヴァイキング』(日比谷映画劇場上映)
中心人物
村上信夫(帝国ホテル初代総料理長)
認定
一般社団法人 日本記念日協会

1958年(昭和33年)8月1日、帝国ホテルの地下に誕生したレストラン「インペリアルバイキング」は、日本における「バイキング」という食スタイルの原点です。好きな料理を好きなだけ取り分ける、今では誰もが知るあの形式が、ここ日本で初めて一般に開かれた瞬間でした。

きっかけは、帝国ホテル社長の犬丸一郎氏がデンマークを訪れた際に出会った北欧の伝統的な料理スタイル「スモーガスボード」です。大皿に並んだ料理を自由に取り分けるその形式に感銘を受け、帰国後に料理人たちへ研究を命じました。中心を担ったのが、後に帝国ホテルの初代総料理長となる村上信夫氏です。村上氏は北欧料理のエッセンスを取り入れながら、日本人の口に合う洋食メニューを独自に開発し、新形式のレストランを作り上げました。

店名「バイキング」の由来には、ちょっとした偶然が絡んでいます。レストランのオープン当時、帝国ホテルの隣に位置する日比谷映画劇場では、ハリウッド映画『ヴァイキング』が上映されていました。北欧の海賊たちが豪快に食事を楽しむシーンが印象的なこの映画が、新しいレストランの「自由でダイナミックな食」というイメージにぴたりと重なり、「インペリアルバイキング」という名が生まれたとされています。スモーガスボードという言葉では日本人には馴染みにくいという事情もあり、わかりやすくイメージが広がるこの名称が採用されました。

バイキングの日は、株式会社帝国ホテルが2008年(平成20年)4月に制定し、日本記念日協会に認定・登録されました。制定の年はインペリアルバイキング誕生から50周年という節目にあたります。記念日は8月1日。これはレストランがオープンした日付に由来します。

現在、インペリアルバイキングは「インペリアルバイキング サール」として帝国ホテル東京内で営業を続けており、創業以来の精神を受け継ぎながらリニューアルを重ねています。村上信夫氏は1960年代からNHK「きょうの料理」にレギュラー出演し、日本の家庭に洋食を広めた人物としても知られています。2021年には生誕100周年を記念した企画が帝国ホテルで開催されるなど、その功績は今も語り継がれています。

なお、8月1日とは別に、6月8日は北欧・ヴァイキングに由来する「ヴァイキングの日」として設定されています。こちらは歴史上の海洋民族ヴァイキングにちなんだ記念日で、食スタイルの「バイキング」とは性格が異なります。同じ「バイキング」という言葉が二つの記念日を持つことになったのも、日本語ならではの面白い経緯です。

8月1日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 神吉日、大明日
月齢 17.7

8月の二十四節気・雑節

  • 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
  • 処暑(しょしょ) 8月23日(日)