空き家ゼロにの日 (記念日 8月2日)
日本全国の空き家は、2023年時点で899万戸。住宅の約7軒に1軒が空き家という計算になります。この数字は20年前のおよそ1.5倍にあたり、空き家率は過去最高の13.8%を記録しました。人口減少と高齢化が加速する中、空き家問題はいまや地域社会の存続に関わる課題となっています。
「空き家ゼロにの日」は、静岡県静岡市葵区に本社を置く株式会社Sweets Investment(スイーツインベストメント)が制定した記念日です。同社は「あなたの空き家を資産にかえる《空き家買取専科》」を手がけており、空き家の買取・リノベーションを通じて地域の不動産価値を高め、不動産の循環を促すことを事業の柱としています。2018年(平成30年)に日本記念日協会により認定・登録されました。
日付は8月2日。「空き家(08)ゼロに(02)」という語呂合わせに由来しており、空き家をなくしたいという制定者の思いが日付そのものに込められています。
空き家の内訳をみると、全国820万戸(2013年・平成25年土地統計調査)のうち約400万戸が一戸建てとされています。空き家の多くは相続によって取得されており、所有者が遠方に住んでいるケースも少なくないため、管理が行き届かず老朽化が進みやすい構造があります。放置された空き家は、景観の悪化や防犯・防災上のリスクを生み出し、地域全体の資産価値にも影響を与えます。
政府は2016年(平成28年)、10年計画で空き家を100万戸減らす計画案を発表しました。しかし統計が示すように、その後も空き家数は増加を続けており、課題の根深さが浮き彫りになっています。空き家問題の解決には、行政の規制対応だけでなく、民間による買取・再生・流通といった市場の動きが不可欠です。「空き家ゼロにの日」が示すのは、そうした民間からのアプローチを社会に広く伝えたいという意志でもあります。