司法書士の日 (記念日 8月3日)
- 制定年
- 2010年(平成22年)
- 制定者
- 日本司法書士会連合会
- 由来となった法令
- 太政官達「司法職務定制」(1872年)
- 前身
- 代書人(司法職務定制で規定)
- 全国登録者数
- 約23,000人(2025年時点)
- 簡裁訴訟代理権取得
- 2003年(平成15年)
1872年(明治5年)8月3日、太政官達「司法職務定制」が布告されました。全22章108条からなるこの法典は、日本初の裁判所構成法ともいうべきもので、その第10章に「証書人・代書人・代言人」という三つの職能が定められました。代書人は各人民の訴状を整え、訴訟手続きに遺漏が生じないようにする役割を担うものとされ、これが現在の司法書士制度の出発点となっています。
司法職務定制はフランスの制度を参酌して設けられたもので、証書人・代書人・代言人はそれぞれ現在の公証人・司法書士・弁護士の原形にあたります。つまり司法書士は、近代日本の法制度が整備された瞬間から専門職として制度的に位置づけられていたことになります。司法書士の業務の中心は不動産登記と商業登記で、土地や建物の売買・相続に伴う所有権移転、会社設立に伴う登記申請など、財産と権利に関わる手続きを代理します。2003年からは簡易裁判所における訴訟代理権も付与され、140万円以下の民事事件であれば弁護士と同様に訴訟を担うことができるようになりました。
近年は成年後見業務の比重が高まっています。認知症や知的障害などにより判断能力が不十分な方の財産管理や身上監護を支援するもので、高齢化が進む社会において担う役割は広がり続けています。2025年時点での全国登録者数は約2万3千人です。
「司法書士の日」は2010年(平成22年)に日本司法書士会連合会が制定しました。150年以上にわたる制度の歴史を起点として、司法書士が市民にとって身近な法律家であることを広く知ってもらうことを目的としています。登記、訴訟、後見と、生活のあらゆる場面に法的な手続きは存在しており、その入り口に司法書士という職能が置かれています。
参考リンク
8月3日の他の記念日
8月3日のカレンダー情報
8月の二十四節気・雑節
- 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
- 処暑(しょしょ) 8月23日(日)