発酵の日 (記念日 8月5日)
- 制定者
- マルコメ株式会社
- 日付の由来
- 「はっ(8)こう(5)」の語呂合わせ
- 認定機関
- 一般社団法人・日本記念日協会
- 黄麹菌の国菌認定
- 2006年、日本醸造学会が正式認定
- 醤油の名称初出
- 1597年(文献記録)
- 甘酒のアルコール分
- 0%(米糀由来・砂糖不使用)
日本酒、味噌、醤油、みりん、酢、焼酎——これらはすべて「麹」を使ってつくられています。その麹菌(黄麹菌)は2006年に日本醸造学会が「国菌」として正式認定しており、微生物が日本の食文化を支えてきたという事実は、改めて驚きを感じさせます。毎年8月5日は「はっ(8)こう(5)」の語呂合わせから「発酵の日」。味噌を主軸に発酵食品の普及に取り組むマルコメ株式会社が制定し、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。
日本における発酵の歴史は縄文時代にまでさかのぼります。稲作が普及した弥生時代以降、米を使った発酵食品の製造が盛んになり、飛鳥時代には中国から伝わった「醤(ひしお)」をもとに、日本独自の「未醤(みしょう)」が生まれました。これが味噌の前身とされています。醤油は室町時代末期に現在の形に近いものが登場し、「醤油」という名称が文献に初めて記録されたのは1597年のことです。鎌倉時代には味噌が武士の兵糧として重宝され、戦国時代には各地の大名が独自の製法を持つ「地味噌」を競い合うように発展させました。漬物に至っては全国に3,000種類以上が存在するといわれ、発酵は日本の食の根幹に深く根ざしています。
なかでも注目したいのが「甘酒」です。現代ではやさしい甘さの飲み物として知られますが、江戸時代には夏の栄養補給飲料として広く飲まれていました。俳句の世界で「甘酒」が夏の季語とされているのも、そうした歴史的背景からです。マルコメが製造する甘酒は米糀(こめこうじ)が原料で、麹が持つ酵素がお米のデンプンを糖化させることで砂糖を一切使わずに自然な甘みを生み出しています。アルコール分はゼロパーセントで、子どもや妊婦、授乳中の方でも安心して飲めます。
語呂合わせだけでなく、夏休みに家族で発酵食文化に触れるきっかけをつくりたいという思いが、8月5日という日付に込められています。
8月5日の他の記念日
8月5日のカレンダー情報
8月の二十四節気・雑節
- 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
- 処暑(しょしょ) 8月23日(日)