VAM(バム)の日 (記念日 8月6日)

VAM(バム)の日
VAMの正式名称
Vegetable Alternative Mold
主原料
野菜(加工残渣)
生分解性
100%生分解
制定企業
GF株式会社(大阪市東住吉区)
認定年
2022年(令和4年)
認定機関
一般社団法人日本記念日協会

発泡スチロールの代わりに、野菜でできた容器を使う。そんな発想から生まれたのが「VAM(バム)」です。VAMとは「Vegetable Alternative Mold」の頭文字を取った造語で、野菜を主原料とした包装用容器・緩衝材のことです。業務用カット野菜の加工・販売を手がけるGF株式会社(大阪府大阪市東住吉区)が開発しました。8月6日は「バ(8)ム(6)」の語呂合わせから「VAM(バム)の日」に制定され、2022年(令和4年)に一般社団法人日本記念日協会により認定・登録されています。

VAMの最大の特徴は、100%生分解性を持つ点です。発泡スチロールは石油由来のプラスチックであり、自然界でほぼ分解されません。海に流出すると数百年にわたって残留し、波や紫外線によって細かく砕かれたマイクロプラスチックとなって海洋生態系に深刻な影響を与えます。魚や海鳥がマイクロプラスチックを誤飲することで食物連鎖を通じて汚染が広がり、最終的には人体への影響も懸念されています。国連環境計画(UNEP)の報告によれば、毎年約800万トンものプラスチックが海へ流出しており、発泡スチロール由来のごみはその一因となっています。一方、VAMは野菜残渣(加工工程で生じる不使用部分)を主原料としているため、使用後は土中の微生物によって分解されます。廃棄物の有効活用と海洋プラスチックごみの削減という、二つの環境課題に同時に対応できる素材です。

GF株式会社は1999年に加工食品の輸入専門商社として創業し、中国産キムチの輸入販売からスタートしました。2006年に法人として設立されたのち、業務用カット野菜の事業を拡大。野菜の加工工程で大量に発生する残渣の処理が課題となる中、2017年に社内SDGsチームを発足させ、VAMの開発に着手しました。廃棄されるはずだった野菜素材を容器へと転換するアイデアは、食品加工業者ならではの発想といえます。

プラスチック汚染への対応は世界的な課題となっており、日本でも2022年にプラスチック資源循環促進法が施行されました。VAMのような植物由来の代替素材は、こうした流れの中で注目が高まっています。野菜の残渣という身近な素材が、海洋環境を守る一手になり得るというGF株式会社の取り組みは、食品業界から環境問題へのアプローチとして一つのモデルを示しています。

8月6日のカレンダー情報

六曜 大安
吉日 神吉日、天恩日
月齢 22.7(下弦の月)

8月の二十四節気・雑節

  • 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
  • 処暑(しょしょ) 8月23日(日)