鼻の日 (記念日 8月7日)

鼻の日
制定年
1961年(昭和36年)
制定者
日本耳鼻咽喉科学会
日付の由来
「は(8)な(7)」の語呂合わせ
アレルギー性鼻炎有病率
約49.2%(日本人のほぼ2人に1人)
スギ花粉症患者数
国内約3,000万人
関連記念日
耳の日(3/3)、ひげの日(8/8)、目の愛護デー(10/10)と合わせて「日本四大顔面記念日」

日本人の約2人に1人が悩む鼻の病気。アレルギー性鼻炎の有病率は49.2%に達し、スギ花粉症だけでも国内で約3,000万人が罹患していると推計されています。「鼻の日」は、こうした鼻疾患の深刻さに向き合うために1961年(昭和36年)、日本耳鼻咽喉科学会が制定した記念日です。

8月7日という日付は「は(8)な(7)」の語呂合わせ。制定から60年以上が経った現在も、この日に合わせて全国各地で専門医による無料相談会や市民向け講演会が開催されています。「鼻が詰まる」「においがわからない」といった症状を長期間放置してきた人が、記念日を機に初めて専門医を受診するケースも少なくありません。

鼻は単に空気の通り道ではありません。吸い込んだ冷たい外気を体温に近い約37℃まで温め、湿度をほぼ100%近くまで引き上げて乾燥を防ぎ、細菌・ウイルス・花粉などの異物を粘膜と鼻毛でろ過するという三つの重要な機能を担っています。この「加温・加湿・ろ過」が正常に働くことで、肺に届く空気は常に清潔で呼吸に適した状態に保たれています。鼻が詰まって口呼吸が続くと、これらの機能がすべて失われます。乾燥した冷たい空気がそのまま喉や気管に流れ込み、粘膜が傷つきやすくなるため、風邪やインフルエンザなどの感染症に対する防御力が著しく低下します。また、睡眠中の口呼吸はいびきや睡眠の質の低下にもつながり、日中の集中力や疲労感にまで影響が及びます。

鼻の主な疾患としては、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)、嗅覚障害、鼻中隔弯曲症などが挙げられます。特に副鼻腔炎は慢性化すると頭痛や集中力低下を引き起こし、日常生活の質を著しく損ないます。アレルギー性鼻炎の有病率がこの20年で約1.5倍に増加した背景には、花粉の飛散量の増加や大気汚染、食生活の変化などが複合的に絡んでいるとされています。

「鼻の日」は、3月3日の「耳の日」、8月8日の「ひげの日」、10月10日の「目の愛護デー」と並んで「日本四大顔面記念日」と呼ばれることがあります。いずれも顔面に位置する器官の健康を啓発する目的で設けられており、耳鼻咽喉科領域の学会や地方部会が地道な普及活動を続けてきました。鼻の不調は慣れやすく放置されがちですが、慢性化する疾患も多く、年に一度この日を機に自分の鼻の状態を見直すことが、学会が長年訴えてきたメッセージの核心といえます。

8月7日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 天恩日
月齢 23.7

8月の二十四節気・雑節

  • 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
  • 処暑(しょしょ) 8月23日(日)