機械の日 (記念日 8月7日)
- 制定年
- 2006年(平成18年)
- 制定者
- 一般社団法人 日本機械学会
- 日付
- 8月7日(中暦の七夕)
- 機械週間
- 8月1日〜7日(メカウィーク)
- 学会創立
- 1897年(明治30年)
- 語源
- 棚機(たなばた)=織機
日本語の「たなばた」は、もともと織機を意味する「棚機」という言葉から来ています。古代日本では、村の乙女が水辺の機屋(はたや)に籠もり、棚機と呼ばれる織機で神に捧げる御衣を織り上げる禊(みそぎ)の行事がありました。秋の豊作を祈り、人々の穢れを祓うためのこの儀式は、5〜6世紀に大陸から高機(たかばた)の技術が伝わるよりもさらに古い時代から存在していたとされています。機械の日は、この「棚機=たなばた」の語源に着目し、2006年(平成18年)に日本機械学会が制定した記念日です。日付は8月7日、旧暦(中暦)の七夕にあたります。
中国では七夕の夜に「乞巧奠(きっこうでん)」と呼ばれる行事が行われ、手芸や技巧の上達を星に祈願していました。奈良時代にこの風習が日本へ伝来すると、もともとあった棚機の信仰と結びつき、現在の七夕行事へと発展しました。織機という「機械」が、神事にも技巧の祈願にも中心的に据えられていた歴史を踏まえ、日本機械学会はこの日を選んでいます。
8月1日から7日までの一週間は「機械週間(メカウィーク)」です。期間中は全国各地で工場見学、体験型ワークショップ、講演会などが開催され、子ども向けのロボット工作教室から最先端研究を紹介するシンポジウムまで、幅広い催しが行われてきました。
1897年(明治30年)創立、会員数約3万人を超える日本最大級の工学系学術団体である日本機械学会。機械の日の制定には、人間と機械のふさわしい関係を広く社会とともに考えたいという意図がありました。古代の棚機から現代のロボティクスまで、「ものを作る道具」としての機械は形を変えながら連綿と続いています。織機という一台の機械が神事の中核を担っていた時代があったという事実は、技術と文化が切り離せないものであることを静かに示しています。
8月7日の他の記念日
8月7日のカレンダー情報
8月の二十四節気・雑節
- 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
- 処暑(しょしょ) 8月23日(日)