ぎふ山の日・やまなし山の日 (記念日 8月8日)

ぎふ山の日・やまなし山の日
やまなし山の日制定
1997年(平成9年)、山梨県が制定
ぎふ山の日制定
2003年(平成15年)、岐阜県山の日検討委員会が制定
日付の由来
漢字「八」が山の形をイメージできることから8月8日に設定
岐阜県の取り組み
8月を「ぎふの山に親しむ月間」とし、「ぎふ山の日フェスタ」を開催
国民の祝日「山の日」
2016年(平成28年)より8月11日が祝日として制定

漢字の「八」が山の形に見える——そのシンプルな発想から生まれた8月8日が、二つの県で独自の「山の日」として定着している。山梨県が1997年(平成9年)に「やまなし山の日」を制定し、それから6年後の2003年(平成15年)には岐阜県山の日検討委員会が「ぎふ山の日」を制定した。国民の祝日「山の日」(8月11日)が生まれる13年以上前から、両県はそれぞれの山岳文化を守り伝える取り組みをすでに始めていた。

山梨県は富士山をはじめ南アルプス、八ヶ岳など名だたる山々に囲まれた県である。「やまなし山の日」の制定は単なるイベント開催にとどまらず、全国に先駆けて「山の日」を国民の祝日とするよう国や他の都道府県に働きかける活動の出発点にもなった。山との関わりを県民生活の中心に据えようとする意識が、制定の背景にある。「八」という文字が山の稜線を連想させるという着眼は、子どもでも直感的に理解できる。この視覚的なイメージは記念日の認知を広げる上で大きな役割を果たしており、山梨県も啓発活動の際にこの由来を積極的に伝えている。山を「見る」ものから「感じる」ものへ、さらに「考える」ものへと意識を深めてもらうための仕掛けとして、文字の形という親しみやすい切り口が選ばれた。

一方、岐阜県では「ぎふ山の日」の理念をより広く展開するため、8月全体を「ぎふの山に親しむ月間」と位置づけている。その核となるのが「ぎふ山の日フェスタ」だ。登山体験や木工ワークショップ、森林散策など、子どもから大人まで参加できる多様なプログラムが用意され、山や木材と直接ふれあう機会を提供している。岐阜県森林づくり基本条例(2006年施行)もこの月間を明文化しており、行政・民間が一体となって山の魅力を発信する体制が整えられている。

2016年(平成28年)、8月11日が国民の祝日「山の日」として制定されたことで、山に親しむ文化は全国規模へと広がった。しかし山梨・岐阜の両県が8月8日にこだわり続けるのは、それぞれの地域が育んできた固有の山岳文化や自然観を大切にしているからだ。祝日とは別に、地域独自の記念日を持つことの意味は、画一化されがちな現代においてむしろ重みを増している。

8月8日の他の記念日

8月8日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 寅の日
月齢 24.7

8月の二十四節気・雑節

  • 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
  • 処暑(しょしょ) 8月23日(日)