発酵食品の日 (記念日 8月8日)

発酵食品の日
制定年
1994年(平成6年)
制定者
万田発酵株式会社
日付の由来
「はっ(8)こう」の語呂合わせ+「八」の末広がり
本社所在地
広島県尾道市(因島)
万田発酵のルーツ
元禄時代から十代続いた造り酒屋
日本の発酵食品の記録
奈良時代(ウリの塩漬け)が最古の記録

日本には現在、数百種類もの発酵食品が存在するといわれています。味噌、醤油、納豆、漬物、日本酒、みりん……毎日の食卓に当たり前のように並ぶこれらの食品は、実はすべて微生物の力で生み出された発酵食品です。8月8日の「発酵食品の日」は、そんな発酵食品の大切さを改めて見直すために制定されました。

制定したのは広島県尾道市に本社を置く万田発酵株式会社。1994年(平成6年)に制定されています。日付の「8月8日」は「はっ(8)こう」という語呂合わせに加え、漢字の「八」が末広がりで無限の可能性を示すことから選ばれました。同社のルーツは瀬戸内海に浮かぶ因島(いんのしま)で、元禄時代から十代にわたって続いた老舗の造り酒屋。地中海性気候に分類される瀬戸内の温暖な気候と高湿度、そして微生物の働きを熟知した職人の知恵と技術が、良質な発酵食品を生み出してきました。

日本における発酵食品の歴史は古く、奈良時代にはすでにウリの塩漬けが記録に残っています。平安時代になると酒・醤油・酢・味噌の原型も登場し、納豆は武士や農民の保存食として重宝されるようになりました。発酵という技術は、冷蔵庫のない時代に食材を長期保存するための知恵であると同時に、栄養価を高め、旨みを引き出す手段でもあったのです。発酵食品が体にいいとよくいわれますが、その理由は大きく三つあります。まず、発酵の過程で食材の栄養素が細かく分解され、消化・吸収しやすい状態になること。次に、納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」のように、発酵によってまったく新しい栄養素が生まれること。そして、乳酸菌などの有用菌が腸内環境を整え、免疫機能の向上にもつながることです。ビタミンやミネラルが発酵によって増加することも確認されており、老化防止や生活習慣病リスクの軽減にも効果があるとされています。

日本が「発酵大国」と呼ばれるのには理由があります。四季のある多様な気候が発酵に適した環境を生み出し、地域ごとに異なる風土がそれぞれ独自の発酵食品を育てました。秋田のしょっつる、富山のかぶら寿司、高知のかつお節など、各地に根付いた発酵文化はいまも受け継がれています。8月8日は、日常の食卓を陰で支える発酵食品の存在をちょっと意識してみる日です。

8月8日の他の記念日

8月8日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 寅の日
月齢 24.7

8月の二十四節気・雑節

  • 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
  • 処暑(しょしょ) 8月23日(日)