白玉の日 (記念日 8月8日)

白玉の日
制定者
全国穀類工業協同組合
日付の由来
白玉を重ねると「8」の字、「八」×2=「米」の字
原料
もち米(うるち米が原料の上新粉とは別)
別名
寒晒し粉(かんざらしこ)
食感の秘密
アミロペクチンが多く、冷えても固まりにくい

もち米を石臼で水びきし、寒の時期に晒して乾燥させた「白玉粉」。その製法の丁寧さを知ると、あの小さな白い球ひとつひとつに込められた手間がわかります。毎年8月8日は「白玉の日」。全国穀類工業協同組合が制定した記念日で、日付は白玉を縦に積み上げると「8」の字に見えること、さらに「八」が二つ重なると「米」という漢字になることから選ばれました。

白玉粉の原料はもち米です。うるち米から作る上新粉と似ていますが、食感はまったく異なります。もち米に含まれるデンプンはほぼ全てアミロペクチンで構成されていて、これが白玉特有のもちもち・つるんとした舌触りを生み出します。上新粉がどちらかといえば歯切れよく仕上がるのに対して、白玉はのど越しがなめらかで、冷やしても固くなりにくいのが特徴です。昔は厳寒期に仕込んだことから「寒晒し粉(かんざらしこ)」とも呼ばれていました。

白玉がいつ頃から日本で食べられてきたか、正確な記録は残っていませんが、中国から伝わったという説もあり、江戸時代中期以降に甘味料が庶民に普及するとともに広く親しまれるようになりました。冷やしぜんざい、あんみつ、かき氷のトッピング——夏のスイーツとのイメージが強いですが、季節を選ばず使える素材でもあります。

記念日の制定趣旨には、米粉と日本の季節行事の深い結びつきも含まれています。桃の節句の桜餅やひなあられ、端午の節句の柏餅や粽(ちまき)、中秋のお月見だんご、年末年始のお餅や大福——これだけ多くの行事食に米粉が使われている文化は、世界でも珍しいものです。白玉はその米粉文化の中でも、特に汎用性の高い存在といえます。豆腐と合わせて作るもちもちドーナツや、フルーツポンチに浮かべる白玉など、現代のアレンジレシピも豊富です。

8月8日に白玉を食べながら、米粉という素材の奥深さを改めて感じてみてください。つるんとした一口の中に、日本の食文化の積み重ねが詰まっています。

8月8日の他の記念日

8月8日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 寅の日
月齢 24.7

8月の二十四節気・雑節

  • 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
  • 処暑(しょしょ) 8月23日(日)