かばんの日 (記念日 8月9日)
- 制定団体
- 一般社団法人・日本かばん協会
- 日付の由来
- 「バ(8)ッグ(9)」の語呂合わせ
- 主要産地
- 兵庫県豊岡市
- 豊岡の産業起源
- 奈良時代の柳細工(柳行李)
- 信頼のマーク開始
- 1993年(平成5年)9月
- 豊岡の最盛期
- 1989年頃、全国生産の約8割を占める
- 地域ブランド認定
- 2006年、特許庁の地域団体商標制度
日本には、かばん作りの長い歴史を持つ産地があります。兵庫県豊岡市では、奈良時代にまでさかのぼる柳細工の技術がやがてかばん製造へと発展し、1989年(平成元年)には全国のかばん生産量のおよそ8割を占めるまでになりました。日本のかばん産業は、こうした産地の職人技術と素材へのこだわりを土台に育ってきました。毎年8月9日は「かばんの日」です。かばんの材料・製造・卸売り・小売りなど、かばん産業の事業者で組織される一般社団法人・日本かばん協会が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されています。日付は英語で「バ(8)ッグ(9)」と読む語呂合わせによるもので、日本製のかばんの品質の高さや技術力・素材の良さを広く知ってもらうとともに、かばん産業の振興・発展を目的としています。
日本かばん協会は、会員企業が国内で生産したかばんに「信頼のマーク」を付ける制度を設けています。このマークは1993年(平成5年)9月にスタートしたもので、消費者が安心して日本製のかばんを選べるよう、品質の裏付けとなる役割を果たしています。製造工程や素材に国内基準が設けられており、信頼のマークが付いた製品はその基準をクリアした証です。
豊岡のかばん産業の起源は、柳の枝を編んで作る「柳行李(やなぎごうり)」にあります。明治14年(1881年)には八木長右衛門が内国勧業博覧会に革バンド締めの行李かばんを出品し、近代的なかばん製造の礎を築きました。昭和11年(1936年)のベルリンオリンピックでは、日本選手団の公式かばんとして豊岡製品が採用されるなど、その品質は早くから国内外で認められていました。
高度経済成長期には300社を超えるかばん関連企業が豊岡に集まり、産地としての規模は最盛期を迎えています。2006年には特許庁の地域団体商標制度による地域ブランドに認定され、今治のタオルや鯖江の眼鏡と並ぶ日本を代表する地域ブランドとして広く知られるようになりました。
近年、日本製かばんへの関心は国内外で改めて高まっています。手縫いの技術、選び抜かれた革素材、丁寧な仕上げ——これらは大量生産では代替しにくい価値として、長く使えるかばんを求める消費者に支持されています。「かばんの日」は、そうした日本のものづくりの積み重ねを見直すきっかけとなる日といえます。
8月9日の他の記念日
8月9日のカレンダー情報
8月の二十四節気・雑節
- 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
- 処暑(しょしょ) 8月23日(日)