帽子(ハット)の日 (記念日 8月10日)

帽子(ハット)の日
制定者
全日本帽子協会
由来
「ハッ(8)ト(10)」の語呂合わせ
日本への帽子普及のきっかけ
1871年(明治4年)の断髪脱刀令(断髪令)
国産帽子の始まり
1890年(明治23年)、東京帽子株式会社が創立
hat と cap の違い
つばが全体にある帽子が「hat」、つばがないか小さい帽子が「cap」
現代の主な機能素材
UVカット・速乾・撥水加工など用途に応じた素材が多様化

1871年(明治4年)、明治政府は「断髪脱刀令」を発布し、それまで男性が結っていた髷を解くことを認めました。これを機に、頭部を覆うものとして帽子が急速に普及し、外出時の着帽率はほぼ100%に達したとされています。「ざんぎり頭を叩いて見れば文明開化の音がする」と詠まれたように、断髪と帽子の組み合わせは近代日本の象徴となりました。帽子が国内で本格的に生産されるようになったのは1890年(明治23年)、東京帽子株式会社が創立されてからのことです。それ以前は輸入品が主流で、パナマ帽などの舶来品は上流階級のステータスシンボルでもありました。明治・大正期を通じて帽子は礼儀や身だしなみの一環として男性の必需品とされ、帽子なしで外出することはマナー違反とみなされた時代もあったほどです。

英語では、つば(鍔)が頭部を一周している帽子を「hat(ハット)」、つばがないか前面にのみつばがある帽子を「cap(キャップ)」と明確に呼び分けています。日本語では両者をまとめて「帽子」と呼ぶことが多いですが、この違いを知っておくとコーディネートの幅が広がります。ハットの代表例はフェドーラや麦わら帽子、キャップの代表例は野球帽やニットキャップが挙げられます。

現代の帽子は機能性でも大きく進化しています。紫外線(UV)カット率99%以上の素材を使ったサンハット、速乾性・通気性に優れたスポーツキャップ、撥水加工を施したアウトドア用ハットなど、用途に応じた多彩な選択肢が揃っています。特に近年はUV対策意識の高まりとともに春から秋にかけての帽子需要が増加しており、ファッションとしての役割だけでなく、熱中症予防や紫外線対策といった健康面での関心も高まっています。帽子の日は「ハッ(8)ト(10)」の語呂合わせから8月10日に設定され、全日本帽子協会が制定しました。真夏の炎天下に帽子をかぶることは熱中症予防にも直結するタイミングであり、日常のコーディネートに帽子を取り入れることで、見た目のアクセントと実用的な機能の両方を手に入れることができます。

8月10日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 大明日、母倉日
月齢 26.7

8月の二十四節気・雑節

  • 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
  • 処暑(しょしょ) 8月23日(日)