東洋羽毛・羽毛ふとんの日 (記念日 8月10日)

東洋羽毛・羽毛ふとんの日
制定者
東洋羽毛工業株式会社
創立年月日
1954年(昭和29年)8月10日
記念日認定年
2016年(平成28年)
品質指標
ダウンパワー(cm³/g)・ダウン率(90%以上が高品質)
主な羽毛産地
ポーランド、ハンガリー、アイスランド、カナダなど高緯度国
本社所在地
神奈川県相模原市

羽毛ふとんの品質を左右する最重要指標「ダウンパワー」は、羽毛1グラムあたりの体積(cm³/g)で示される。数値が高いほど空気を多く含み、軽くて保温性が高い。一般的に350dp以上が高品質とされ、450dpを超えるものはプレミアムクラスに位置づけられる。この「ふくらむ力」を知っておくだけで、羽毛ふとん選びは大きく変わる。

その羽毛ふとんを日本に量産普及させた先駆けが、東洋羽毛工業株式会社です。1954年(昭和29年)8月10日、神奈川県相模原市に創立した同社は、日本初の羽毛寝具量産工場としてスタートしました。それ以前の1952年には、エベレスト登山隊や南極観測隊に羽毛服と寝袋を納入するなど、極地での実績も積み重ねていました。現在はその創立記念日にちなみ、8月10日を「羽毛ふとんの日」として制定。2016年(平成28年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。

羽毛の主成分はダウン(綿毛)とフェザー(羽根)の2種類です。ダウンは羽軸を持たず、タンポポの綿毛のように中心から外へ広がる球状の構造をしています。この形状が無数の空気層を生み出し、優れた保温性と吸湿発散性を実現します。フェザーには硬い羽軸があるため、ダウンに比べて保温力では劣りますが、ふとんにほどよい重さと形状保持力をもたらします。高品質な羽毛ふとんのダウン率は90%以上が目安とされています。

産地も品質を決める重要な要素です。

羽毛の主な産地はポーランド、ハンガリー、ブルガリア、アイスランド、カナダ、ロシアなどで、高緯度に位置する国々が中心となります。厳しい寒さの中で育った水鳥ほど、体温を守るために密度の高いダウンを持つためです。さらに寒暖差の激しい地域で採れるものは、より良質とされています。夏の寝苦しい季節でも快適に眠れるのは、このような厳しい自然環境が育んだ羽毛の吸湿発散性があってこそ。「羽毛ふとんの日」は、その優れた素材と日本における量産化の歴史を改めて見つめ直す日でもあります。

8月10日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 大明日、母倉日
月齢 26.7

8月の二十四節気・雑節

  • 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
  • 処暑(しょしょ) 8月23日(日)