鳩の日 (記念日 8月10日)

鳩の日
制定年
2020年(令和2年)
制定者
株式会社豊島屋(鎌倉市)
創業年
1894年(明治27年)
発売開始
明治30年頃
本店所在地
鎌倉・鶴岡八幡宮参道沿い
日付の由来
「は(8)と(10)」の語呂合わせ

外国人から手渡された1枚のビスケットが、鎌倉を代表するお菓子の原点です。明治27年(1894年)に創業した豊島屋の初代・久保田久次郎は、来店した外国人からビスケットを受け取り、そのおいしさに感銘を受けました。「サブレー」という言葉は欧州航路の船長から聞き、「三郎(サブロー)」に音が似ているとして親しみを覚えたといいます。

形を鳩にしたのには理由があります。豊島屋の本店は鶴岡八幡宮の参道沿いにあり、初代は八幡宮を深く崇敬していました。本殿の掲額に書かれた「八」の字が鳩2羽を向かい合わせた形であること、境内で子どもたちに親しまれていた鳩の姿から、このお菓子を鳩の形に仕上げて「鳩サブレー」と名付けました。発売は明治30年頃のことです。

発売当初は苦戦しました。バターをたっぷり使ったサブレーは当時の日本人にはなじみのない味で、売れ行きは振るわなかったといいます。転機となったのは医師たちの後押しで、「離乳期の幼児食に最適」と推薦されたことで需要が生まれ、御用邸からの注文も入るようになりました。その後、関東大震災で店が全壊、戦時中はお菓子が作れない時代も続きましたが、豊島屋は再建を繰り返し、鳩サブレーとともに歩み続けました。現在も鳩の形は120年以上変わっておらず、バターの豊かな風味とサクサクとした食感はそのままに、鎌倉土産の定番として多くの人に買い求められています。8月10日の「鳩の日」は「は(8)と(10)」の語呂合わせから制定されたもので、2020年(令和2年)に日本記念日協会が認定・登録しました。鳩サブレーが象徴する鳩は平和の象徴でもあり、豊島屋は鳩への敬愛を表すとともに、より多くの人に鳩への関心を持ってもらうことを目的として記念日を設けています。

8月10日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 大明日、母倉日
月齢 26.7

8月の二十四節気・雑節

  • 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
  • 処暑(しょしょ) 8月23日(日)