千樫忌 (記念日 8月11日)
- 生年月日
- 1886年(明治19年)9月26日
- 没年月日
- 1927年(昭和2年)3月10日(享年41歳)
- 出身地
- 千葉県長狭郡細野村(現:鴨川市)
- 師
- 伊藤左千夫(アララギ派の祖)
- 主な歌集
- 『明けがたき夜』『旅人』『桜花の歌』
- 同人誌
- 『アララギ』、のちに『歌と観照』を創刊
歌人・古泉千樫(こいずみ ちかし)が1927年(昭和2年)3月10日に亡くなりました。41歳という短い生涯でしたが、その作品は今もアララギ派の重要な遺産として残っています。千樫忌はその忌日を指します。
1886年(明治19年)9月26日、千葉県長狭郡細野村(現:鴨川市)に長男として生まれました。本名は幾太郎(いくたろう)。家業は自作農であり、貧困と病弱という二重の困難を抱えながらも、生涯を通じて歌の道を歩み続けました。1900年(明治33年)に吉尾村高等小学校を卒業後、直ちに母校の代用教員に採用されます。その後、上京して歌人・伊藤左千夫(いとう さちお)に師事し、本格的に歌道へ踏み込んでいきます。
伊藤左千夫の門下に入った千樫は、歌誌『アララギ』の創刊に参加します。斎藤茂吉(さいとう もきち)・島木赤彦(しまき あかひこ)・中村憲吉(なかむら けんきち)とともに主要同人として誌面を支え、アララギ派の一翼を担う存在となりました。千樫の歌風は写生を基調としながら、心情の豊かさを特徴とします。技巧よりも内面の誠実さを歌に込めようとする姿勢が、その作品全体に貫かれています。
やがて『アララギ』と疎遠になり、1924年(大正13年)には独自の歌誌『歌と観照』を創刊します。この時期すでに健康を大きく損なっていましたが、創作への意欲は衰えませんでした。主要歌集には『明けがたき夜』(1916年)、『旅人』(1924年)、そして没年に刊行された『桜花の歌』(1927年)があります。最後の歌集のタイトルが桜花であったことは、春の訪れの直前に逝った詩人の生涯と重なって、静かな余韻を残します。
参考リンク
8月11日の他の記念日
8月11日のカレンダー情報
六曜 仏滅
吉日 巳の日
月齢 27.7
8月の二十四節気・雑節
- 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
- 処暑(しょしょ) 8月23日(日)