アルプスの少女ハイジの日(ハイジの日) (記念日 8月12日)
- 記念日制定
- 2010年(平成22年)、株式会社サンクリエートが制定
- 日付の由来
- 「ハ(8)イ(1)ジ(2)」の語呂合わせ
- 制定日
- 6月12日(ヨハンナ・シュピリの誕生日)
- 原作執筆期間
- 1880年〜1881年(明治13〜14年)
- アニメ放送期間
- 1974年(昭和49年)1月6日〜12月29日、全52話
- アニメ制作
- ズイヨー映像制作、演出:高畑勲、場面設定:宮崎駿
1974年1月6日、日本のテレビ史に残る名作アニメが産声を上げました。ズイヨー映像(現・ズイヨー)が制作した『アルプスの少女ハイジ』です。同年12月29日まで全52話が放送され、スイスアルプスの大自然を舞台に生き生きと描かれた少女の姿は、日本のみならず世界中の視聴者の心に深く刻み込まれました。
この作品の原点は、スイスの女性作家ヨハンナ・シュピリが1880年(明治13年)から1881年(明治14年)にかけて執筆した児童文学作品『Heidi, Lehr- und Wanderjahre』にあります。スイスのアルプス山中で祖父と暮らす孤児の少女ハイジが、自然の中で成長し、都市の生活を経験しながら人々の心を温めていく物語は、19世紀末のヨーロッパで広く読まれ、翻訳を通じて世界的な児童文学の古典となりました。シュピリは1827年6月12日にスイスのヒルツェルで生まれており、この誕生日が後に記念日の制定日として選ばれることになります。
「ハイジの日」は、東京都墨田区両国に本社を置くハイジの著作権管理会社・株式会社サンクリエートが2010年(平成22年)に制定した記念日です。日付は8月12日、「ハ(8)イ(1)ジ(2)」という語呂合わせに由来しています。記念日の制定日そのものは6月12日、すなわちヨハンナ・シュピリの誕生日に合わせて設定されており、文学的な敬意と大衆的な親しみやすさを両立させた設計になっています。
日本語版アニメ『アルプスの少女ハイジ』は、宮崎駿が場面設定・画面構成を、高畑勲が演出を担当したことでも知られています。制作にあたりスタッフがスイス現地にロケハンを行い、アルプスの山並みや牧草地の空気感を丁寧に映像へ落とし込みました。このリアリティへの徹底した追求が、フィクションでありながら視聴者に「本物のスイス」を感じさせる独特の没入感を生み出しています。
放送から半世紀以上が経過した現在も、『アルプスの少女ハイジ』は国内外で繰り返し放送・配信され、世代を超えて愛され続けています。スイス観光局がハイジを観光大使的な存在として位置づけるほど、作品の影響は原作の地スイスにも及んでいます。一人の少女が自然の中で生き、人と人とのつながりを育んでいくという普遍的なテーマが、時代を問わず共鳴を呼ぶ理由のひとつです。8月12日のハイジの日は、そうした長い文化的連鎖の起点に立ち返る機会でもあります。
参考リンク
8月12日のカレンダー情報
8月の二十四節気・雑節
- 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
- 処暑(しょしょ) 8月23日(日)