左利きの日 (記念日 8月13日)
- 制定
- イギリスのLeft Handers Club(1992年)
- 日付の由来
- 提唱者の誕生日(8月13日)
- Left Handers Club 設立
- 1990年(平成2年)
- 左利きの世界的割合
- 約10%
- 日本での関連記念日
- 2月10日「左利きグッズの日」
- 英語での呼び方
- レフティー(lefty)、サウスポー(southpaw)
世界人口の約10人に1人が左利きとされているにもかかわらず、日常のあらゆる道具は右利きを前提に設計されています。ハサミ、包丁、自動改札の読み取り機、スパイラルノート——気づかないうちに左利きの人は小さな不便を積み重ねながら生活しています。その不便さに光を当てようと生まれたのが、8月13日の「左利きの日(International Left-Handers Day)」です。
この記念日を制定したのは、イギリスの団体「Left Handers Club」です。1990年(平成2年)に活動を開始した同Clubは、左利き専用グッズの普及と社会的な認知向上を目的として設立されました。1992年に8月13日を「左利きの日」と定め、以来、世界各地でイベントや啓発活動が行われてきました。日付は提唱者の誕生日に由来しています。
左利きの人が世界全体で占める割合は約10%で、この数字は文化圏や時代を超えて驚くほど安定しています。利き手が決まるメカニズムについては遺伝的要因と環境的要因の両方が関与することが分かっていますが、詳細はいまだ解明されていません。右利き優位の社会では歴史的に左利きの矯正が行われてきたにもかかわらず、割合がほぼ一定であることは、利き手の決定に強い生物学的基盤がある可能性を示しています。
脳科学の観点からは、左利きと右利きの間に興味深い違いが報告されています。右利きの人の約95%は言語機能を左脳に持ちますが、左利きの場合は左脳優位が約70%、右脳優位が約15%、左右両方に言語機能を持つ人も約15%と、分布が多様です。また左利きの人は脳の左右をより均等に使う傾向があるとされ、脳卒中後の機能回復が右利きよりも早いという研究報告もあります。「左利きには天才が多い」という俗説は科学的に断言できるものではありませんが、左右の脳をバランスよく活用することで発揮される柔軟な思考パターンが、その印象の背景にあるのかもしれません。
英語では左利きを「レフティー(lefty)」または「サウスポー(southpaw)」と呼びます。サウスポーという言葉は野球由来で、球場が東向きに設計されていた時代、マウンドに立つ左投げ投手の投球腕が南(south)の方角を向いていたことからきています。日常語として定着したこの表現に、スポーツ文化と利き手の関係が刻まれています。
日本では8月13日がお盆の時期と重なるため独自のイベントが開催しにくく、代わりに2月10日が「左利きグッズの日」として制定されています。「2(レ)10(フティ)」という語呂合わせによるものです。Left Handers Clubの活動から始まった小さなムーブメントは、30年以上を経た今も世界中で左利きの人々の声を代弁し続けています。
参考リンク
8月13日の他の記念日
8月13日のカレンダー情報
8月の二十四節気・雑節
- 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
- 処暑(しょしょ) 8月23日(日)