交通信号設置記念日 (記念日 8月20日)
- 設置日
- 1931年(昭和6年)3月11日
- 設置場所
- 銀座4丁目交差点・京橋交差点
- 信号の種類
- 3色灯の自動交通信号機(ベル付き)
- 国内機械式初設置
- 1930年・東京日比谷交差点
- 縦型の配列順
- 上から赤・黄・青(道路交通法規定)
1931年(昭和6年)3月11日、東京・銀座の尾張町交差点(現在の銀座4丁目交差点)と京橋交差点に、日本初の3色灯自動交通信号機が設置されました。色が変わるたびにベルが鳴る仕組みで、当時の人々にとっては珍しい光景だったことでしょう。この日を記念して「交通信号設置記念日」(「交通信号の日」とも)が設けられています。
実は国内初の機械式交通信号機が設置されたのは、その前年の1930年(昭和5年)、東京・日比谷の交差点でした。銀座への設置は翌年のことですが、この場所は単なる交差点ではありませんでした。日本で初めて歩道が整備されたハイカラな街並みで、当時すでにガス灯が灯り、服部時計店や山崎高等洋服店といった銀座を代表する店舗が軒を連ねていました。3色信号機の登場は、そんな文明開化の象徴的な場所にふさわしい出来事でした。
信号配列は道路交通法で定められており、横型は左から青・黄・赤、縦型は上から赤・黄・青の順です。最も重要な赤が最も視認しやすい位置に置かれています。
ところで、青信号と呼ばれるあの灯火が実際には緑色をしているのは、なぜでしょうか。光の三原色への対比という説もありますが、もう一つ興味深い説があります。日本には古くから緑色のものを「青」と表現する習慣があり、青葉・青虫・青のりなどがその例です。交通信号機が初めて導入された1930年当時の新聞が「青信号」と表記し、それが定着したとも言われています。言葉と色の関係が信号機の呼び名にまで影響していたとすれば、文化と技術が交差する興味深いエピソードです。さらに、その後の信号機の歴史を振り返ると、歩行者用信号機の登場、電球式からLED式への光源の転換など、安全性と視認性を高める技術革新が積み重ねられてきました。1931年の銀座に灯った3色の光は、現代の交通インフラへとつながる、小さくも重要な第一歩だったといえます。
8月20日の他の記念日
8月20日のカレンダー情報
8月の二十四節気・雑節
- 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
- 処暑(しょしょ) 8月23日(日)