人権宣言記念日 (記念日 8月26日)

人権宣言記念日
採択日
1789年8月26日
条文数
前文+17条
主な起草者
ラファイエット
第1条の内容
人は、自由かつ諸権利において平等なものとして生まれ、そして生存する
ユネスコ「世界の記憶」登録
2003年(平成15年)

「人は、自由かつ諸権利において平等なものとして生まれ、そして生存する」——1789年8月26日、フランスの憲法制定国民議会が採択した「人間と市民の権利の宣言」(フランス人権宣言)第1条の言葉です。

採択の背景には、フランス革命の激動がありました。1789年5月、財政危機に直面したルイ16世は175年ぶりに三部会を招集しましたが、第三身分(平民)代表は議決方式をめぐって貴族・聖職者と対立し、6月に独立して「国民議会」を宣言しました。同年7月14日、民衆がバスティーユ牢獄を襲撃し、全国で農民蜂起が相次ぐなか、議会は王権を制約し国民の権利を明文化する必要に迫られました。アメリカ独立宣言(1776年)やルソーらの啓蒙思想も参考とされ、8月26日に宣言が採択されました。

宣言は前文と17条から構成されています。第3条で国民主権を、第11条で「思想および意見の自由な伝達は人の最も貴重な権利の一つである」と言論の自由を定め、第16条では権利保障と権力分立のない社会は憲法を持たないと明記しています。最終条の第17条は所有権を「神聖かつ不可侵の権利」と位置づけました。

起草の中心を担ったのは、アメリカ独立戦争にも参加した貴族ラファイエットです。

2003年(平成15年)、ユネスコは1789年の宣言原文書を「世界の記憶」(現・ユネスコ記憶遺産)に登録しました。この宣言はその後のフランス共和国憲法にも組み込まれ、1948年の世界人権宣言の起草にも参照されるなど各国の人権規定に広く影響を与えました。近代的人権思想の原典として、採択から230年以上を経た現在も引き続き参照される文書です。

8月26日のカレンダー情報

六曜 友引
吉日 神吉日、大明日、月徳日
月齢 13.4

8月の二十四節気・雑節

  • 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
  • 処暑(しょしょ) 8月23日(日)