核実験に反対する国際デー (記念日 8月29日)
- 制定年
- 2009年12月(国連総会)
- 由来となった日
- 1991年8月29日(セミパラチンスク実験場閉鎖)
- 核実験回数
- 456回(1949〜1989年)
- 実験場の面積
- 約18,500平方キロメートル(四国とほぼ同じ)
- 被害推計人数
- 約150万人が放射線の影響を受けたとされる
- チャガン湖
- 1965年の地下核実験で誕生した人造湖
カザフスタン北東部に「原子の湖」と呼ばれる人造湖があります。1965年の地下核実験で大地が吹き飛ばされて生まれたチャガン湖で、現在も高濃度の放射線が観測されています。
この地はセミパラチンスク核実験場と呼ばれ、旧ソ連が1949年から1989年の40年間に合計456回の核実験を実施した世界最大規模の実験場の一つでした。その面積は約18,500平方キロメートルと、日本の四国とほぼ同じ広さに及びます。実験のたびに放射性降下物が周辺の街に降り注ぎ、住民は長期にわたって被曝し続けました。実験場周辺では甲状腺がんや白血病の発症率が著しく上昇したとされ、推計で約150万人が何らかの形で放射線の影響を受けたと言われています。しかし被曝による健康被害はソ連政府によって組織的に隠蔽され、実験場の閉鎖間際まで市民に知らされることはありませんでした。住民が自分たちに何が起きていたかを知ったのは、ソ連崩壊後のことです。
1991年8月29日、セミパラチンスク核実験場は正式に閉鎖されました。この日付を由来として、2009年12月の国連総会で「核実験に反対する国際デー(International Day Against Nuclear Tests)」が制定されました。
記念日の目的は、核実験の廃絶と核兵器のない世界の実現です。犠牲者を悼むとともに、核実験が地球環境と世界の安定に及ぼし続ける脅威を世界へ訴える日として位置づけられています。8月29日を中心に、シンポジウムや展示会、講演会などのイベントが各地で開催されています。包括的核実験禁止条約(CTBT)の普遍的な署名・批准の促進も、この日の重要な議題の一つです。
8月29日の他の記念日
8月29日のカレンダー情報
8月の二十四節気・雑節
- 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
- 処暑(しょしょ) 8月23日(日)