くいの日 (記念日 9月1日)

くいの日
制定年
1993年(平成5年)
制定者
東日本基礎工業協同組合
事務局所在地
東京都江戸川区平井
日付の由来
「く(9)い(1)」の語呂合わせ
慰霊祭会場
高野山東京別院(東京都港区)
安全大会移行
1997年(平成9年)より

地面の下に静かに打ち込まれた杭が、ビルや橋を支えています。その基礎工事の現場では、過去に多くの命が失われてきました。9月1日の「くいの日」は、そうした殉職者への慰霊と、現場の安全作業を推進するために設けられた記念日です。

制定したのは、東京都江戸川区平井に事務局を置く「東日本基礎工業協同組合」。1993年(平成5年)のことで、日付は「く(9)い(1)」と読む語呂合わせに由来しています。制定以来、この組合は9月1日に高野山東京別院(東京都港区)で殉職者の慰霊祭を執り行ってきました。1997年(平成9年)からは形式が改められ、慰霊祭は安全大会の一部として実施されるようになりました。当日は高野山東京別院から僧侶を招き、黙祷を捧げたうえで殉職者の慰霊と工事作業の安全祈願を行っています。

杭(くい、pile)は、建築物の固定や測量の目印として地中に打ち込む棒状の部材です。古くは木製が主流でしたが、現代では用途や地盤の条件に応じてさまざまな素材・形式が使われます。コンクリート系では、遠心力成形によって高強度に仕上げたPHC杭が広く普及しています。鋼材を用いた鋼管杭は曲げに強く、硬い中間層を貫通させる場合にも対応できます。施工方法も多様で、重機で杭頭を打撃して地中に押し込む打撃工法のほか、アースオーガで先行掘削してから杭を建て込む埋込み工法、掘削しながら根固め液を注入して杭を定着させるプレボーリング拡大根固め工法など、現場の条件に合わせた工法が選択されます。杭を地中に埋設する作業を「杭打ち」といい、専用の重機である杭打ち機が用いられます。

日常語にも杭は登場します。「出る杭は打たれる」は、才能や手腕が際立つ人はとかく周囲から疎まれることを指す慣用句です。「焼け木杭(ぼっくい)に火が付く」は、一度途切れた関係が再び元に戻ることを表します。建物の重みを黙って受け止める杭の姿と、こうした表現が重なるのは偶然ではないかもしれません。

9月1日のカレンダー情報

六曜 友引
吉日 寅の日
月齢 19.4

9月の二十四節気・雑節

  • 白露(はくろ) 9月7日(月)
  • 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
  • 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
  • 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
  • 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
  • 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)