霞ヶ浦の日(茨城県) (記念日 9月1日)

霞ヶ浦の日(茨城県)
記念日制定年
1983年(昭和58年)
条例施行日
1982年(昭和57年)9月1日
霞ヶ浦の面積
日本第2位(琵琶湖に次ぐ)
水質最悪期のCOD
11.3mg/L(1979年・昭和54年)
水質浄化強調月間
海の日〜9月1日(霞ヶ浦の日)

霞ヶ浦は琵琶湖に次ぐ日本第2位の面積を誇る湖だが、1970年代後半には「汚れた湖」の代名詞となっていた。夏になればアオコが湖面を覆い、シジミや養殖コイが大量死し、水道水には異臭が漂った。1979年(昭和54年)には水質汚濁の指標であるCOD(化学的酸素要求量)の年間平均が11.3mg/Lという過去最悪の値を記録した。

こうした急速な水質悪化の背景には、高度経済成長期の流域人口の増加と、農業・工業・生活排水による栄養塩類(窒素・リン)の大量流入があった。霞ヶ浦は平坦な低地に広がり水深も浅いため、もともと富栄養化しやすい地形条件にある。そこに人為的な負荷が重なり、植物プランクトンが爆発的に増殖するアオコが繰り返し大発生した。

事態を重く見た茨城県は1982年(昭和57年)9月1日、「茨城県霞ヶ浦の富栄養化の防止に関する条例」を施行した。条例は生活排水対策を中心に据え、リンを含む合成洗剤の使用自粛を県民に求めるとともに、工場・事業場に対しては1日あたりの排水量が50立方メートル以上の特定施設を規制対象とし、COD・全窒素・全リンについて汚濁負荷量規制を適用した。国の水質汚濁防止法による基準よりも厳しい上乗せ排水基準を設けた点が特徴で、農地からの排水管理も対象に含まれた。湖の水質保全を包括的に定めた条例として、当時としては先進的な内容だった。施行1周年を記念して翌1983年(昭和58年)に「霞ヶ浦の日」が制定された。

その後、対策の積み重ねによりCODは昭和50年代後半から8mg/L前後まで低下した。1990年代半ば以降、かつてのような大規模なアオコの大発生は減少している。ただし水質が根本的に改善したというよりも、発生する植物プランクトンの種が変化した面も大きいと指摘されており、依然として環境目標値(COD 7.0mg/L)の達成は容易ではない。

茨城県では7月第3月曜日の「海の日」から9月1日の「霞ヶ浦の日」までを「霞ヶ浦水質浄化強調月間」と定め、毎年湖岸でのキャンペーン活動や水質モニタリングを実施している。条例は後に「茨城県霞ヶ浦水質保全条例」と改称され、現在も霞ヶ浦の水環境管理の根拠法令として機能している。

9月1日のカレンダー情報

六曜 友引
吉日 寅の日
月齢 19.4

9月の二十四節気・雑節

  • 白露(はくろ) 9月7日(月)
  • 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
  • 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
  • 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
  • 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
  • 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)