ギリシャヨーグルトの日 (記念日 9月1日)
- 制定企業
- 森永乳業株式会社
- 記念日の日付
- 9月1日(パルテノ発売日に由来)
- 発売年
- 2011年(平成23年)9月1日
- たんぱく質量
- 100gあたり約10g(通常ヨーグルトの約3倍)
- 製法
- 水切り製法でホエイを除去し濃縮
- 開発期間
- 2008年開始、約3年の試作を経て発売
スプーンを入れてすくい上げると、ツノが立つ——そんなヨーグルトが日本に登場したのは、2011年9月1日のことです。森永乳業が発売した「濃密ギリシャヨーグルト パルテノ」は、日本で初めて市場に出たギリシャヨーグルトとして、乳製品の新カテゴリーを切り拓きました。その発売日を記念して制定されたのが「ギリシャヨーグルトの日」(9月1日)で、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。
ギリシャヨーグルト最大の特徴は「水切り製法」にあります。発酵させたヨーグルトからホエイ(乳清)をじっくり除くことで、通常のヨーグルトより水分が大幅に少なくなり、たんぱく質やミネラルが凝縮された濃厚な食感が生まれます。パルテノはこの製法でたんぱく質を3倍濃縮しており、100gあたり約10gのたんぱく質を含みます。カロリーは100gで99kcal。濃厚なのに意外とヘルシーというのが、健康志向の食卓に受け入れられてきた理由のひとつです。
パルテノの開発は2008年にスタートしました。当時の日本のヨーグルト市場は「脂肪ゼロ」などの機能性商品が主流で、おいしさの多様性という面では余白がある状況でした。海外では健康食として定着していたギリシャヨーグルトに注目した森永乳業の開発チームは、プロジェクト中断の危機を何度か乗り越えながら数十トン規模の試作を重ねました。通常のヨーグルト製造ラインではギリシャヨーグルト特有の「水切り」工程を再現できず、専用設備の導入から始める必要がありました。さらに、すくった瞬間にツノが立つほどの濃密さを安定して量産するために製法を何度も見直し、3年がかりでようやく発売にこぎつけています。ギリシャ伝統の製法を工業規模で忠実に再現しつつ、遮光性を備えた専用容器で風味を守るなど、細部にまで手を抜かないものづくりが商品の土台となっています。発売後は「これまでのヨーグルトの概念を覆す」濃厚さと食べ応えが話題を呼び、ギリシャヨーグルトという新カテゴリーを日本市場に根付かせるきっかけになりました。
名前の「パルテノ」はギリシャ語に由来し、パッケージにはエーゲ海を思わせる深いブルーと白い建築物のデザインが採用されています。本場ギリシャでは、ヨーグルトにはちみつをかけて食べるのが定番スタイル。パルテノも別添えのはちみつ入りタイプを展開し、ギリシャの食文化をそのまま日本に持ち込みました。プレーン(砂糖不使用)のほか、ブルーベリーソース入りやクリーミーバニラ味など、バリエーションも豊富です。
ギリシャヨーグルトは国によって「水切りヨーグルト(strained yogurt)」「ヨーグルトチーズ(yogurt cheese)」などとも呼ばれ、中東や地中海地域では古くから親しまれてきた食品です。日本では「ギリシャヨーグルト」という呼び名が広く定着し、パルテノの登場以降、市場はじわじわと成長。今では多くのメーカーが同カテゴリーに参入しています。9月1日は、そのブームの起点となった日を改めて思い出すきっかけになる記念日です。
参考リンク
9月1日の他の記念日
9月1日のカレンダー情報
9月の二十四節気・雑節
- 白露(はくろ) 9月7日(月)
- 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
- 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
- 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
- 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
- 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)