CROの日 (記念日 9月1日)
- 制定者
- 一般社団法人・日本CRO協会
- 協会発足日
- 1994年(平成6年)9月1日
- 記念日認定年
- 2019年(令和元年)・協会25周年
- CROの正式名称
- Contract Research Organization(医薬品開発受託機関)
- 国内市場規模
- 2020年代に2,500億円超まで成長
- 協会所在地
- 東京都中央区日本橋本町
新薬が患者の手元に届くまでには、長い年月と膨大なコストがかかります。製薬会社が新薬を開発し、国の承認を得るためには平均10年以上の研究開発期間と数百億円規模の投資が必要とされます。その複雑なプロセスを支え、スピードアップさせる専門機関がCRO(Contract Research Organization:医薬品開発受託機関)です。9月1日は、そのCROが果たす役割を社会に広く伝える「CROの日」です。
CROとは、製薬会社が行う医薬品の臨床試験や承認審査申請を受託・代行する機関のことです。新薬開発において最も時間とコストを要する「臨床試験(治験)」のフェーズで中心的な役割を担います。臨床試験の計画立案から被験者のリクルート、試験の実施・管理、データの収集・管理、統計解析、さらには規制当局への薬事申請支援まで、その業務範囲は極めて広く、各分野に高度な専門知識を持つ人材が求められます。
日本にCROという概念が本格的に持ち込まれたのは1990年代に入ってからのことです。1994年(平成6年)9月1日、国内CRO各社が連携し「日本CRO協会(Japan CRO Association)」が東京・日本橋に設立されました。設立当初、日本のCRO市場はまだ黎明期にありましたが、その後20年余りで市場規模は約10倍以上に成長しました。2020年代には2,500億円を超えるまでに拡大しました。この急成長を背景に、日本CRO協会は設立25周年を迎えた2019年(令和元年)、「CROの日」を制定し、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。日付は9月1日の協会発足日に由来します。
CROが担う役割の社会的意義は非常に大きいです。製薬会社は自社で治験を行う体制を持つことが難しい場合も多く、CROに業務を委託することで開発の効率化・スピードアップが実現します。新薬の開発期間を短縮することは、一刻も早い治療を必要とする患者にとって直接的な恩恵となります。「より良い医療をできるだけ早く患者さんに届ける」というCROの使命は、製薬業界の枠を超えた社会的責任でもあります。
近年はデジタル化の波がCRO業界にも押し寄せており、電子的な臨床試験データ管理システム(EDC)やリモートモニタリング(DCT:分散型臨床試験)の普及が加速しています。また、グローバルな多施設共同試験への対応ニーズも高まり、CROに求められる専門性はさらに深化しています。CROの日は、こうした進化を続ける業界の専門家たちが改めてその使命を見つめ直す機会として、毎年9月1日に位置づけられています。
参考リンク
9月1日の他の記念日
9月1日のカレンダー情報
9月の二十四節気・雑節
- 白露(はくろ) 9月7日(月)
- 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
- 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
- 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
- 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
- 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)