モンモリロナイトの日 (記念日 9月1日)

モンモリロナイトの日
形成時間
約6000万年(火山灰が熱・圧力により変化)
結晶サイズ
約2ナノメートル(粘土鉱物の中でも最小クラス)
名前の由来
フランス・ヴィエンヌ県の町モンモリヨン(Montmorillon)
日本の主な産地
岡山県・長野県
主な用途
洗顔料・パック・ボディケアなどスキンケア製品への配合
記念日認定
2021年(令和3年)、一般社団法人・日本記念日協会が認定

6000万年という時間を想像してほしい。恐竜が絶滅し、哺乳類が地球の主役の座を引き継ぐころ、火山が噴き出した灰は静かに地中へと沈んでいった。

熱と圧力に長い年月をかけてさらされながら、その灰は少しずつ、少しずつ形を変えていく。やがてそれは、2ナノメートルという極めて微細な結晶の集合体、モンモリロナイトとなる。洗顔料やパックといった日常のスキンケアアイテムに配合されているその成分が、実は数千万年単位の地球の営みによって生まれていると知ると、日々のケアがにわかに壮大な話に聞こえてくるはずだ。

モンモリロナイトは粘土鉱物の一種で、スメクタイト族に分類される。その最大の特徴は、トランプのカードを何十枚も重ねたような層状の結晶構造にある。この構造が水分子を層と層のあいだに取り込むため、非常に高い膨潤性と保水力を持つ。スキンケアに応用した場合、2ナノメートル級の超微粒子が毛穴の奥まで入り込んで酸化した皮脂やニキビ菌などを吸着・洗浄する一方、保湿成分を肌にとどめる役割も担う。洗浄と保湿という、一見相反する機能を一つの素材が兼ね備えているところが、化粧品業界でクレイが注目を集めてきた理由のひとつだ。

クレイ(clay)とは粘土の総称で、モンモリロナイトはその中でも特に粒子が細かく、肌なじみのよい種類として知られる。名前の由来は、フランスのヴィエンヌ県に位置する町モンモリヨン(Montmorillon)。19世紀にこの地の地層から初めて採取・記載されたことにちなんで命名された。日本では岡山県や長野県が主な産地となっており、国産のモンモリロナイトを活用したスキンケア製品の開発も進んでいる。

9月1日は「モンモリロナイトの日」。国産モンモリロナイトを基材としたスキンケア・ボディケア商品を製造・販売する株式会社粘土科学研究所が制定し、2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会が認定・登録した。日付は「ク(9)レ(0)イ(1)」という語呂合わせによる。地中深くで何千万年もかけて磨かれた鉱物が、洗顔台の上に並ぶ小さなボトルの中に収まっている。その事実そのものが、自然の精巧さを静かに物語っている。

9月1日のカレンダー情報

六曜 友引
吉日 寅の日
月齢 19.4

9月の二十四節気・雑節

  • 白露(はくろ) 9月7日(月)
  • 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
  • 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
  • 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
  • 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
  • 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)