組踊の日 (記念日 9月3日)

組踊の日
初演年
1719年(尚敬王の冊封儀礼にて)
創始者
玉城朝薫(1684〜1734年)
代表演目
朝薫の五番(執心鐘入・二童敵討・銘苅子・女物狂・孝行の巻)
ユネスコ登録
2010年(平成22年)11月16日
記念日制定者
沖縄県浦添市
記念日登録年
2015年(平成27年)、日本記念日協会

1719年、琉球王国の踊奉行・玉城朝薫(たまぐすくちょうくん)は、中国皇帝の使者「冊封使(さっぽうし)」を歓待するために前例のない舞台芸能を作り上げました。せりふ・音楽・所作・舞踊を一体化させたその歌舞劇こそが「組踊」です。能や狂言、歌舞伎、さらに中国戯曲からも影響を受けながら、琉球古来の故事や芸能を土台に生まれた独自の芸術形式でした。玉城朝薫が生涯で残した代表作は「執心鐘入(しゅうしんかねいり)」「二童敵討(にどうてきうち)」「銘苅子(めかるし)」「女物狂(おんなものぐるい)」「孝行の巻(こうこうのまき)」の五作品で、総称して「朝薫の五番」と呼ばれています。初演から300年以上が経った現在も、これらの演目は沖縄の舞台で繰り返し上演されています。

舞台は三線(さんしん)や笛、太鼓などの琉球音楽を生演奏で伴奏しながら進み、出演者は琉球王朝時代の衣装をまとって登場します。せりふは古典的な琉球語で語られ、独特の節回しと様式化された身のこなしが組踊の大きな特徴です。

その価値が国際的に認められたのは2010年(平成22年)11月のことです。ユネスコの「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に組踊が記載され、沖縄の伝統芸能として世界的な注目を集めるようになりました。琉球王朝という特定の政治的背景のもとで生まれながら、普遍的な人間ドラマを語る組踊の表現力が高く評価された結果といえます。

毎年3月9日は「組踊の日」です。「く(9)み(3)おどり」という語呂合わせに由来し、沖縄県浦添市が制定、2015年(平成27年)に日本記念日協会に認定・登録されました。浦添市内にある「国立劇場おきなわ」は組踊の普及拠点として定期的に公演を行っており、組踊を次世代へ伝える役割を担っています。なお、沖縄の方言では「くみうどぅい」と発音します。

9月3日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 天恩日、母倉日
月齢 21.4

9月の二十四節気・雑節

  • 白露(はくろ) 9月7日(月)
  • 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
  • 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
  • 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
  • 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
  • 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)